この記事では、僕が新しく購入したiMac 27インチRetina 5K(2019年モデル)のおすすめカスタマイズを、iMac 21.5インチRetina 4Kとの比較で紹介します。
iMacを購入する際、一番頭を悩ませるのが「画面サイズを21.5インチと27インチのどちらにするか?」、そして「下位モデルと上位モデルのどちらにするか?」ではないでしょうか。
快適性とお財布を直撃しますからね〜。
僕もすっごく悩んで、いろいろなサイトを調べました。そして、自分なりにまとめてみて「これがベストだ!」と自信を持って言えるモデルにようやくたどり着きました。
僕の結論は、iMac 4KモデルではなくiMac 5Kモデルで、ストレージにFusion DriveではなくSSDを選択することです。
この構成を選択しておけば、今後10年は快適にiMacを使えますよ!
僕が購入したiMac 27インチ 5K(2019)のモデル
iMac 27インチ 5Kには3つのモデルがありますが、この中で僕が購入したのは下位モデルです。
なぜ一番安価な下位モデルにしたかというと、以下の理由で僕にとっては一番コストパフォーマンスが良いと判断したからです。
CPUのクロック周波数の差がわずかだから下位モデルでOK
人間の感覚では30%の性能差があると「おっ、処理速度が速いな!」と感じられます。
でも、10%や20%の性能差ではほとんど違いがわかりません。
iMac 4K 上位モデル |
iMac 5K 下位モデル |
iMac 5K 中位モデル |
iMac 5K 上位モデル |
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---|---|---|---|---|
クロック周波数 | 3.0GHz | 3.0GHz | 3.1GHz | 3.7GHz |
TurboBoost クロック周波数 |
4.1GHz | 4.1GHz | 4.3GHz | 4.6GHz |
星評価 |
iMac 5Kの上位モデルと下位モデルのクロック周波数を比べると、両者の違いは20%しかありません。
また、CPUに負荷がかかる重い処理(画像処理や動画の書き出し)をする時はTurbo Boostが働きますが、Turbo Boost時の両者の違いはわずか10%です。
このわずかな性能差にお金をかけるのであれば、「もっと速度差が実感できる別のところにお金をかけたい」というのが僕の考えです。
3D画像、3D映像を扱わなければ下位モデルでOK
3D画像や3D映像を扱うには高速なCPUだけではなく、高性能なGPU(画像処理チップ)が必要です。画像のモデリングにはCPUだけでなくGPUもフル稼働するからです。
でも、それらの素材を扱わないのであれば、必ずしも高性能なGPU(上位モデル)は必要ありません。
参考までに、AMD社のホームページから引用したグラフィックス・カードのスペック表を紹介します。
iMac 4K 上位モデル |
iMac 5K 下位モデル |
iMac 5K 中位モデル |
iMac 5K 上位モデル |
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---|---|---|---|---|
グラフィックス・カード | Radeon™ Pro 560 | Radeon™ Pro 570 | Radeon™ Pro 575 | Radeon™ Pro 580 |
ピーク時FP32性能 | 1.9 TFLOPS | 3.6 TFLOPS | 4.5 TFLOPS | 5.5 TFLOPS |
星評価 |
詳細を調べてみると、iMac 5K下位モデルのグラフィック性能はiMac 4K上位モデルよりも約1.9倍高性能なので、iMac 5K下位モデルでもまったく問題ないことがわかります。
もちろん、3D画像や3D映像を扱う人は上位モデルにした方が幸せなのは言うまでもありませんが…。
iMac 5Kのメモリとストレージのカスタマイズで基本性能を向上
iMac 5K下位モデルの基本構成のままでは少し物足りないので、僕はこのモデルをベースにメモリとストレージをカスタマイズしました。
まずは、iMacの基本構成のメモリとストレージを見てみましょう。
iMac 4K 上位モデル |
iMac 5K 下位モデル |
iMac 5K 中位モデル |
iMac 5K 上位モデル |
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---|---|---|---|---|
メモリ | 8GB | 8GB | 8GB | 8GB |
ストレージ | 1TB Fusion Drive | 1TB Fusion Drive | 1TB Fusion Drive | 2TB Fusion Drive |
iMacの2019年モデルのメモリ搭載量はどれも8GBで、ストレージはFusion Driveが標準になっています。
標準メモリの8GBに16GBを増設してマルチタスクにも対応
メモリは8GBあればネットサーフィンや文書作成程度なら問題ないですが、画像編集をしながら動画処理もして…、など様々な処理を並行して行うとメモリ不足になる可能性があります。
せっかく高性能なマシンなのですから、マルチタスクで快適に作業が行えるようにメモリは最低限16GBは欲しいところです。
なお、iMac 5Kは自分でメモリを増設することができます。僕は楽天市場で以下のメモリを購入しました。
1TB Fusion DriveをSSD 500GBに変更して高速アクセスを実現
ストレージは以前はHDDが主流でしたが、現在は高速で読み書きできるSSDが主流です。
iMacに標準搭載されているFusion Driveというのは、使用頻度の高いファイルをSSDに、使用頻度の低いファイルをHDDに置くことにより、大容量HDDと高速なSSDを両立させたストレージです。
とは言え、HDDにアクセスするとやっぱり遅さを感じるのと、HDDは物理的に回転する機構があるので、長年使うと故障するリスクがあります。
実際、僕は過去にHDDの故障を何度も経験しています。
最近のiMacは自分でHDDを交換することが困難なので、アクセス速度、故障リスクの点でSSDにした方が良いと、僕は考えています。
僕は容量と価格のバランスを考えて500GBのSSD(+33,000円)にしました。
なお、最近のiMacは自分でストレージを換装することが困難なので、ストレージをカスタマイズする際はApple Storeで購入する必要があります。
安心料としてAppleCare+ for Macを購入
iMacには、製品購入後1年間のハードウェア製品限定保証と90日間の無償サポートが付いていますが、AppleCare+ for Macを購入すると保証とサポートが3年間に延長されます。
また、テクニカルサポートなども優先的に受けられます。
AppleCare+ for Macは20,800円と少々高いですが、僕は過去にマザーボードの不具合を延長保証で救われた経験があるので、AppleCareへの加入は必須と考えています。
保証期間が3年になるので、1年につき約7千円(月600円程度)です。まぁ妥当な金額ですね。
iMac 4KではなくiMac 5Kを選択したことで2画面表示も快適
僕はこれまで、iMacの21.5インチ(Mid 2010)を使ってきましたが、ブログを書いたり画像編集したりするには画面が狭いため、iMacの右隣りに外付けモニタを置いて2画面で作業をしていました。
外付けモニタは画面を広く使えてとても便利なのですが、外付けモニタを見るのに横を向くので長時間使用すると首が痛くなるというデメリットがあります。
今回もiMac 4K+外付けモニタの構成でも良かったのですが、首への負担を軽減と快適な作業性を確保できる大画面で高精細のiMac 5Kにしました。
実際、僕はiMac 5Kでこのブログを書いていますが、画面の左半分で原稿を書いて、画面の右半分にプレビューを表示させています。
外付けモニターとは違い両方の画面が一度に確認できるので、作業がものすごく快適です! これだけでもiMac 5Kにする価値はあります。
僕が購入したiMac 27インチ 5K(2019)まとめ
最後に僕が購入したiMac 27インチのスペック(カスタマイズ前後)をまとめます。
iMac 5K下位モデル | 僕のiMac 5K | |
---|---|---|
ディスプレイ | 27インチRetina 5K | 27インチRetina 5K |
CPU | 3.0GHz 6コア Intel Core i5 | 3.0GHz 6コア Intel Core i5 |
メモリ | 8GB | 8GB + 16GB(増設) (+19,000円) |
ストレージ | 1TB Fusion Drive | 500GB SSD (+33,000円) |
グラフィックス | Radeon Pro 570X | Radeon Pro 570X |
その他 | ー | AppleCare+ for Mac (+20,800円) |
価格(税込) | 214,700円 | 285,500円 |
僕のiMac 5Kは価格が30万円弱になってしまいましたが、今後10年間使うことを考えると納得できる金額です。
YouTuberのヒカキンさんは「そのとき買える一番良いモデルを買う!」と言っていましたが、さすがに僕にはそんな余裕はないので、できる範囲の中でベストな仕様にしました。
これで画像処理や動画編集も快適にこなせます!
僕はもともと動画編集は大好きなので、今後はYouTubeチャンネルも充実させていきたいと思います。
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