この記事では、M1チップ搭載のMacBook Airを購入した僕が、実際に使ってみた感想を紹介します。
僕はこれまでMacBook Pro(13-inch, Mid 2012)を使っていましたが、Appleシリコンを搭載したMacBook Airがどうしても欲しくて衝動買いしてしまいました。
M1チップはこれまでのインテルのCPUから大きな変更になるので、動作の安定性の面でちょっと心配な気持ちはあったのですが…。
でも、実際に使ってみるとそんな心配は一瞬で吹っ飛びました。動作は安定で超快適だったからです。
それでは、僕が買ったMacBook Airのモデルを中心に、良かった点、残念だった点を詳しく説明していきます。
僕が購入したMacBook Airのスペック
僕のMacBook Airの主な用途はブログ執筆、メール送受信、YouTube視聴、Skypeビデオ通話など比較的軽い作業です。
写真や動画の編集はMacBook Airでは一切やりません(これらの作業はiMac 5Kでやります)。
まず最初にM1搭載のMacBook Airの標準スペック(下位モデル、上位モデル)と、僕が購入したモデルを一覧表にしてみました。
下位モデル | 上位モデル | 僕のモデル | |
---|---|---|---|
カラー | ゴールド シルバー スペースグレイ |
ゴールド シルバー スペースグレイ |
ゴールド |
画面サイズ | 13.3インチRetina | 13.3インチRetina | 13.3インチRetina |
チップ | 8コアCPU 7コアGPU |
8コアCPU 8コアGPU |
8コアCPU 7コアGPU |
メモリ | 8GB | 8GB | 16GB |
ストレージ | 256GB | 512GB | 256GB |
価格 | 104,800円 (税別) |
129,800円 (税別) |
124,800円 (税別) |
この表を見ての通り、僕が購入したのは下位モデルをベースにメモリを16GBに増量したものです。
それぞれの項目について詳しく説明していきます。
ゴールドは落ち着いた色で超かっこいい
僕はiMac 5KやMacBook Proを使っていますが、色はいつもシルバーでした。なんとなく無難な色を選んでいました。
MacBook Airは以下の3色から選ぶことができます。
- ゴールド
- シルバー
- スペースグレイ
この中でゴールドはMacBook Airだけに用意された色ということで、僕は今回悩みに悩んでゴールドを選択しました。
ゴールドといっても金メダルのようなゴールドではなく、どちらかというとピンクに近い感じで、ピンクゴールドという表現がぴったりな気がします。
落ち着いた色合いで男性でも女性でも誰にでも合うカラーだと思います。
いつもシルバーを選んでいる人は、思いきってゴールドを選んでみるのも良いのではないでしょうか。
僕はゴールド(ピンクゴールド)の色合いをとても気に入ってしまい、毎日見とれています。
チップは7コアGPUモデルでもかなりの高性能
M1搭載のMacBook Airにはチップの違いで二つのモデルが存在します。
- 7コアGPU(下位モデル)
- 8コアGPU(上位モデル)
7コアより8コアの方が高性能なのは間違いないですが、その性能差はごくわずかです。
人間の感覚では性能が30%違うとはっきりわかりますが、10〜20%程度の違いではほとんど認識できません。
7コアと8コアの違いは13%くらいなので、普通に使う分にはほとんど速度差は感じられないでしょう。
そんなわけで、僕は7コアGPU(下位モデル)を選択しました。
なお、速度を気にするような作業をする人は、MacBook AirではなくMacBook Proを選択した方が幸せですよ。
メモリは16GBにアップグレードした方が良い
MacBook Airのメモリ搭載量は8GBが標準ですが、オプション(+2万円)で16GBに増設できます。
僕のようにブログを書いたりYouTubeを見たりするような比較的軽い用途では8GBでもまったく問題ありません。
しかし、実際にアクティビティモニタでメモリ使用量を確認してみるとバックグラウンドでは色々なアプリが動作しており、メモリを9GB近く使っていることがわかります。
搭載メモリが8GBだと溢れたデータはSSD領域にスワップされるので、動作速度に影響が出る可能性があります。
MacBook Airのメモリは後から増設できないので、購入時に+2万円で16GBに増設することをおすすめします。
なお、メモリ増設するためにはAppleストアで購入する必要があります。
ストレージ容量は256GBで良い
MacBook Airの標準のストレージ容量は7コアGPUと8コアGPUのモデルで異なります。
- 7コアGPU(下位モデル):256GB
- 8コアGPU(上位モデル):512GB
ストレージ容量は購入時にオプションでSSD 2TBまで増設可能です。
もしMacBook Airで動画編集をやろうと思っている人は、購入時にストレージを増設することを考えてもいいですが、僕は標準のままで良いと思います。
その理由は実際に動画編集するとわかりますが、512GBや1TBではすぐに足りなくなってしまうからです。
動画編集を本格的にやるなら大容量の外付けSSDを購入して、動画のプロジェクトを外付けSSDに保存するのが良いかと思います。
M1搭載のMacBook Airの良かった点
ここからは実際にM1搭載のMacBook Airを使ってみて、良いと感じた点を紹介します。
バッテリー持続時間が長く一日中使える
公式にはバッテリーの持続時間は最大18時間とされています。これまでのインテルCPUモデルと比べると6時間も長いです。
普通に使っていてもバッテリーはほとんど減らないので、充電するのは数日に一回で十分です。
充電しなくていいというのは使い勝手の面でかなり快適です。
冷却ファンがないので動作音がまったくしない
M1チップはこれまでのインテルCPUに比べて消費電力が少ないので発熱も抑えられます。
そのためMacBook Airでは冷却ファンがありません。
冷却ファンの音というのは意外とうるさいので、MacBook Airの静寂性はノートパソコンの常識を覆すような感覚です。
この静寂性に慣れてしまうと、冷却ファン付きのノートパソコンは使えなくなってしまいますよ。
スピーカーの音が意外と迫力がある
MacBook Airのスピーカーはキーボードの両脇にあります。
正直ノートパソコンの音なんて期待していなかったのですが、初めてYouTubeを見た時に音質の良さにびっくりしました。
小さなスピーカーとは思えないほどの重量感のあるサウンドを奏でてくれます。
Touch IDでパスワード入力の手間が省ける
パソコンにログインする時や、色々なWebサイトにログインする時にはIDとパスワードの入力が必要になります。
もともとmacOSではキーチェーンによってIDとパスワードは自動的に入力されていましたが、Touch IDによってそれがさらに簡単になりました。
M1搭載のMacBook Airの残念だった点
続いてM1搭載のMacBook Airを使ってみて、残念に感じた点を紹介します。
と言っても、残念に感じた点はたった一つだけです。
FaceTime HDカメラの精細度が低い
これは以前から不思議に思っているのですが、Macに搭載されているカメラは10年以上前から変わらずにHD(1280×720)の低精細度のままです。
市販のWebカメラはFHD(1920×1080)のものが一般的だし、iPhoneに至ってはさらに精細度の高いフロントカメラを搭載しています。
最近ではテレワークなどでビデオ会議をする機会が多くなってきているので、カメラの精細度は最低でもFHD(1920×1080)のカメラを搭載して欲しかったです。
まとめ
僕はM1搭載のMacBook Airがどうしても欲しくて衝動買いしてしまいました。買って感じたことは、めっちゃイイの一言です。
Macで初となるApple製シリコンM1チップ搭載ということで、買う前は少しだけ不安がありました。
でも、実際に使ってみると動作の滑らかさ、静寂性、バッテリーの持ちなど、今までのMacがさらに洗練された印象を受けました。
僕のように衝動買いしても、きっと良い買い物になると思いますよ。
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