Ender-3 S1でUltimaker Curaを使うための設定方法

Ender-3 S1でUltimaker Curaを使うための設定方法



この記事では、3DプリンタEnder-3 S1でスライサーソフトウェアのUltimaker Curaを使うための設定方法をご紹介します。

Ultimaker Curaは様々な3Dプリンタ用の設定プロファイルをあらかじめ持っていますが、2022年4月時点ではUltimaker CuraにEnder-3 S1用の設定プロファイルはありません

そのため、自分でEnder-3 S1用の設定プロファイルを作成する必要があります。

この記事を読めば、自分でEnder-3 S1用の設定プロファイルを作成して、Ultimaker Curaを使えるようになります。

Ultimaker Curaをダウンロードする

2022年4月時点ではUltimaker Curaの最新バージョンはver. 4.13.1です。しかし、より最新のものとしてver. 5.0ベータ版が配布されています。

ver. 5.0ベータ版では新しいスライサー用のエンジンを搭載しているため、今までよりも少ないフィラメント量で、短時間で造形物を作製できる場合があります。

ベータ版なのでまだまだ不具合もあるようですが、僕がver. 5.0ベータを使っている限りは特に不具合に出会っていないので、ベータ版を使ってみるのも良いと思います(僕はver. 5.0ベータ版をメインで使っています)。

Ultimaker Curaのダウンロード先はこちらです。
https://ultimaker.com/ja/software/ultimaker-cura

Ultimaker Curaにプリンタを追加する

ここから先はver. 5.0ベータ版の画面で説明していきますが、基本的にはver. 4.13.1でも同じです。

まず、左上のタブから「プリンターの追加」を選択します。

次に「非ネットワークプリンターの追加」を選択します。

プリンターのリストの中には「Creality Ender-3 S1」がありません。ここでは「Creality Ender-3」を選択します。

ここでは「Creality Ender-3」の設定プロファイルをもとにして「Creality Ender-3 S1」のプロファイルを作成するので、プリンター名を「Creality Ender-3 S1」に変更しておきます。選択できたら「追加」をクリックします。

Ultimaker Curaのプリント設定を変更する

続いてプリンターの設定プロファイルの内容を変更します。

左上のタブから先ほど作成した「Creality Ender-3 S1」を選択し、「プリンターの管理」を選択します。

プレファレンス(初期設定)の画面になるので、「プリンター」タブの「Creality Ender-3 S1」を選択し、「プリンターの設定」をクリックします。

するとプリンターの設定内容の一覧が表示されます。最初に表示されているのはもとのEnder-3のプロファイルなので、値の一部をEnder-3 S1のものに変更します。

変更するのはX(幅)、Y(奥行き)、Z(高さ)の値です。X=220.0mm、Y=220.0mm、Z=270.0mmに変更します。

続いて、G-codeの開始、G-codeの終了の記述も変更します。以下の文字列をコピーして、「G-codeの開始」「G-codeの終了」のボックス内に貼り付けします。

G-codeの開始

G28 ;Home

G92 E0 ;Reset Extruder
G1 Z2.0 F3000 ;Move Z Axis up
G1 X10.1 Y20 Z0.28 F5000.0 ;Move to start position
G1 X10.1 Y200.0 Z0.28 F1500.0 E15 ;Draw the first line
G1 X10.4 Y200.0 Z0.28 F5000.0 ;Move to side a little
G1 X10.4 Y20 Z0.28 F1500.0 E30 ;Draw the second line
G92 E0 ;Reset Extruder
G1 Z2.0 F3000 ;Move Z Axis up

G-codeの終了

G91 ;Relative positionning
G1 E-2 F2700 ;Retract a bit
G1 E-2 Z0.2 F2400 ;Retract and raise Z
G1 X5 Y5 F3000 ;Wipe out
G1 Z10 ;Raise Z more
G90 ;Absolute positionning

G1 X0 Y0 ;Present print
M106 S0 ;Turn-off fan
M104 S0 ;Turn-off hotend
M140 S0 ;Turn-off bed

M84 X Y E ;Disable all steppers but Z

以上の内容を変更すれば、Ender-3 S1でUltimaker Curaを使えるようになります。

詳しく知りたい方へ

今回変更した設定値はCreality(Ender-3 S1の販売元)の純正のスライサーソフトウェアの値をそのまま使用しています。

Creality純正のスライサーはUltimaker Curaをベースに作られているため、設定内容がほぼ同じです。

もし他の項目も気になる場合はCrealityのホームページからスライサーをダウンロードして設定値を確認してみてください。

プリンターの追加方法、設定値の確認方法は今回紹介した内容とまったく同じです。

純正スライサーのダウンロード先はこちらです。
https://former.creality.com/jp/download

その他の設定

基本的には以上の設定をすればプリントすることができますが、よりきれいな造形物を得るためには詳細な設定をする必要があります。

フィラメントとビルドプレートの温度

フィラメントとビルドプレートの温度は使用するフィラメントによって異なるので、フィラメントの説明書に書いてある通りの温度に設定しましょう。

プリント設定の「マテリアル」の「印刷温度」「ビルドプレート温度」の値を設定します。下の図の値はPLA+の値なので、一般的なPLAよりも少し高めの温度設定です。

サポート材の設定

3Dプリンターは空中には造形できないため、空中に造形する時にはサポート材と呼ばれる「支え」を同時にプリントする必要があります。

初期設定ではサポート材はプリントされないので、「サポート」の「サポート開始」のところにチェックを入れましょう。

チェックを入れておけば自動的にサポート材を印刷してくれます。

最低限この2項目(温度、サポート材)の設定をしておけば、ほとんどの造形物は他に設定変更することなくプリントすることができます。

まとめ

Ultimaker Curaは様々な3Dプリンタに対応しているため、今後別の3Dプリンタを使う可能性がある場合は、最初からUltimaker Curaを使用しておくと同じ環境のまま別の3Dプリンタを使うことができます。

また今回少し紹介しましたが、Ultimaker Curaの方がスライサーとしては本家本元のため、ver.5.0ベータ版のように最新の機能をいち早く使うことができます。

Ultimaker Curaは使用しているも多く、個人ブログやYouTubeなどでも多数紹介されているため、新しく3Dプリンタを使い始める人にはUltimaker Curaをおすすめします。

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