この記事では、iMacやMacBook Proを使っている人で、動画や写真の編集をするのに記憶容量が少なくて困っている人に、おすすめの外付けストレージを紹介します。
最近のiMacやMacBook Proの内蔵ストレージは高速のSSDが主流ですが、SSDには記憶容量が少ないという大きな欠点があります。
そのため、動画や写真を大量に扱おうとするとすぐに内蔵ストレージがいっぱいになってしまいます。
その悩みを解決してくれるのが外付けストレージです。
これから外付けストレージを購入しようとしている人のために、動画や写真の編集に最適な外付けストレージを紹介します。
外付けストレージにはHDDとSSDがある
外付けストレージにはHDD(ハードディスクドライブ)とSSD(ソリッドステートドライブ)の2種類があり、HDDには3.5インチと2.5インチのサイズが、SSDには2.5インチのサイズがあります。
HDDは円盤状のディスクにデータを記録し、SSDは半導体メモリにデータを記録します。SSDは半導体メモリなのでデータの読み書きが非常に速いという特徴があります。
それぞれ得意な点、不得意な点ががあるので、標準的な外付けHDDと外付けSSDのスペックをわかりやすく○、△、×で比較してみました。
外付け3.5″HDD | 外付け2.5″HDD | 外付け2.5″SSD | |
---|---|---|---|
記憶容量 | 大きい |
普通 |
小さい |
動作速度 | 普通 |
遅い |
速い |
動作音 | 大きい |
普通 |
無音 |
大きさ | 大きい |
小さい |
小さい |
電源 | ACアダプター |
不要(USB給電) |
不要(USB給電) |
値段 | 安い |
安い |
高い |
こんな用途に おすすめ |
大容量データのバックアップ | 省スペースでバックアップ | 外に持ち運ぶ 動画、写真のデータ保存 |
この表からパッとみてわかるのは、3.5インチHDDは記憶容量が大きく値段が安いことです。大容量のデータ保存するようなバックアップの用途に最適です。
2.5インチSSDは特に動作速度の速さと動作音の静かさに優れています。SSDはHDDとは違い駆動する部分がないためです。
その一方で2.5インチHDDはというと、3.5インチHDDと2.5インチSSDのちょうど中間の位置付けで中途半端な特性なので、積極的な選ぶメリットはあまりありません。
しいてあげれば、2.5インチHDDはサイズが小さい割に大容量なものもあるので、省スペースでバックアップ用に使うのに適していると言えます
それでは、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
3.5インチ外付けHDDのメリット、デメリット
3.5インチHDDの一番のメリットは値段が安く、記憶容量が大容量という点です。4TBの外付けHDDが1万円以下、8TBでも2万円台で買うことができます。
Macで扱うファイルが多くて、多くの記憶容量が必要な場合は3.5インチHDDしか選択肢がありません。
その一方で、デメリットもあります。
HDDは円盤状のディスクにデータが記録されており、データの読み書きするときにディスクにデータを探しに行きます。そのため、データの読み書きの速度が遅いです。
実際、3.5インチHDDをiMovie(動画編集ソフト)のライブラリの保存先に指定すると、動画ファイルの読み出しに非常に時間がかかります。
せっかくiMac 5K本体の動作速度が速くても、外付けHDDが遅いと動画編集の際に非常にストレスが溜まります。
また、3.5インチHDDはディスクを高速に回転させるのに大きな電力が必要なため、外部電源(ACアダプター)が必要です。本体が大きく電源のACアダプターも大きいので、持ち運びには不便です。
3.5インチHDDのメリット
・記憶容量が大容量
・値段が安い
3.5インチHDDのデメリット
・データの読み書きが遅い
・本体サイズが大きい
・ACアダプターが必要
このようなメリット、デメリットがあるため、3.5インチHDDは以下の用途に最適です。
・大容量データのバックアップ
・使用頻度の低い大容量データの保存
2.5インチ外付けHDDのメリット、デメリット
2.5インチHDDは非常に中途半端な存在です。記憶容量では3.5インチHDDに劣るし、性能では同サイズの2.5インチSSDよりはるかに劣ります。
そのため、2.5インチHDDを選ぶ強い理由がなければ、あまりおすすめしません。
2.5インチHDDのメリット
・本体サイズが小さい
・外部電源が不要
2.5インチHDDのデメリット
・データの読み書きが非常に遅い
このようなメリット、デメリットがあるため、2.5インチHDDは以下の用途に最適です。
・省スペースでのバックアップ
・使用頻度の低いデータの保存
2.5インチ外付けSDDのメリット、デメリット
外付けSSDは現在大本命と言われている記憶装置です。値段は少し高いですが、データの読み書きが非常に速く、最新のiMacと一緒に使うには最適です。
実際、僕は2.5インチ外付けSSDをiMovie(動画編集ソフト)のライブラリの保存先に指定していますが、動画ファイルの読み出しは非常に速く快適です。
2.5インチSSDのメリット
・データの読み書きが非常に速い
・本体サイズが小さい
・外部電源が不要
・可動部品がないので衝撃に強い
2.5インチSSDのデメリット
・現時点では大容量の製品が少ない
・価格が高い
このようなメリット、デメリットがあるため、2.5インチHDDは以下の用途に最適です。
・高速アクセスが必要なデータの保存
・外に持ち歩く
動画編集におすすめの外付けSSDの比較
データの読み書きの速度が非常に速く、性能的には申し分のない外付けSSDですが、発売されている機種数が少ないので選択の余地はあまりありません。
ここでは現在入手可能な外付けSSDの中で、代表的なものを3つ選んで比較しました。
SSD-PG1.0U3-B/NL | My Passport Go | SP010TBPSDB75SCKJA | |
---|---|---|---|
メーカー名 | バッファロー | ウェスタンデジタル | シリコンパワー |
記憶容量 | 120GB〜1.9TB | 500GB〜1TB | 256GB〜1TB |
読み出し速度 | 非公表 | 最大400 MB/s | 最大440 MB/s |
インターフェース | USB 3.1 Gen1/3.0/2.0 | USB 3.0 | USB 3.1 Gen1 |
外装の材質 | プラスチック | プラスチック | アルミニウム |
特徴 | 最大1.9TBの大容量が選べる | ケーブル一体型で持ち運びに便利 | 外装がアルミニウムで高級感がある |
バッファローの2.5インチ外付けSSDの製品概要
バッファローの外付けSSDの一番の特徴は、1.9TBの業界最大水準の記憶容量のモデルを揃えている点です。SSDはHDDよりも記憶容量が小さいのがデメリットですが、このモデルはそのデメリットを払拭しています。
1.9TBあれば動画や写真の保存先としても十分な容量ですし、もちろんバックアップなどにも使えます。
色々な用途に対応できるので、僕のおすすめの一品です。実際、僕もこのSSD-PG1.0U3-B/NLを動画編集用として使っています。
ウェスタンデジタルの2.5インチ外付けSSDの製品概要
ウェスタンデジタルのSSDの一番の特徴は、USBケーブルが本体に内蔵されている点です。屋外に大容量データを持ち出したい場合は、ケーブル一体型でコンパクトに収まるこの製品がおすすめです。
シリコンパワーの製品概要
シリコンパワーのSSDの一番の特徴は、アルミニム筐体を使った優れたデザイン性です。
最近のパソコンはデザインが良いので、一緒に使う周辺機器のデザインにも気を配りたいところです。
デザイン重視であればこの製品一択です。
動画、写真編集におすすめのSSDまとめ
この記事では動画や写真などの大容量のデータを快適に扱うために、高速で読み書きができる外付けSSDを紹介してきました。
最新のiMacやMacBook Proなどは内蔵ストレージにSSDを使用する場合も多いので、どうしても記憶容量が不足してしまいます。
そんな時には、今回紹介した外付けSSDを使ってみましょう。データの読み書きが非常に速いので、ストレスを感じることなく動画や写真の編集ができるようになります。
きっと満足できると思いますよ!
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