学生時代の専攻は会社員には関係ない。新入社員に必要なのは基礎学力、行動力、挨拶の3つだけ。






就職を希望している大学生や会社に入ったばかりの新入社員は、こんなことを考えていませんか?

「学生時代に専攻していた学科と同じような仕事をした方が有利なの???」

僕の経験からすると、学生時代の専攻はまったく気にしなくていいです。

僕は学生時代には材料化学を専攻していたので、就職活動するときも材料化学の知識を生かせる会社(化学メーカー)を希望していました。

しかし、僕が実際に就職したのは電機メーカーでした。

仕事の内容と言えば学生時代の専攻とはまったく違うものばかりで、実際、僕の場合は以下のような仕事をしてきました。

開発部門では、世の中にない新しい製品を生み出すためにシミュレーションや試作を繰り返して新製品の開発。

設計部門では、製品設計のための設計ルールの作成、設計ルールにのっとった製品の設計、設計した製品の性能評価。

プロジェクトマネジメント部門では、営業、設計、製造、品質保証などの関係部署をまとめ上げて、スケジュール通りに製品を仕上げること。

会社員になると、ずっと同じ仕事をすることなんてなくて、3〜5年くらいの周期で仕事の内容が大きく変わることがほとんどです。

そのため、「どうせ会社に入ったら仕事の内容は変わるんだから、細かいことを気にしてもしょうがない!」というのが僕の考えです。

専攻なんて関係ない。今、自分の興味があることを仕事にしよう

結論から言うと、就職活動で会社を選ぶときや、入社してから配属先を選ぶときに、学生時代の専攻はまったく気にしなくていいです。

会社の仕事の内容というのは学生の時に考えていたことよりも多岐にわたっていて、学生の時に専攻していた学問の知識なんてものはほとんど役に立たないからです。

それよりも、自分の心に問いかけてみましょう。

「今、自分が興味があることは何?」

学生時代の専攻などは気にせずに、まずは自分の心に正直になって、自分が興味があることを優先して就職先や配属先を決めるようにしましょう。

ところで、こんなことを書くと「大学なんて行く必要ないの?」と思うかもしれませんが、大学は行った方がいいです。

実際に充実した会社員生活を送っている僕が、大学へ行くことの意義も含めて、心掛けておいた方が良い3つのことを伝授します。

これを知っていれば、どの会社に入ろうが、どの職場に配属されようが充実した会社性格を送ることができます。

その1:やっぱり基礎学力は大切。知識の土台があれば様々な場面で応用が効く。

仕事や職場を選ぶ上で、学生時代の専攻はまったく気にしなくていいですが、絶対に身に付けておいた方がいいことがあります。

それは、基礎学力です。基礎学力の中でも特に重要なのが、物理、化学、数学、そして英語です。

世の中のすべての事柄は原因や理由があって結果があります。

もちろん、様々な要因が絡み合った複雑な問題もありますが、一つ一つを分解していくと基本的な物理現象や化学現象、あるいは数式で表すことができる場合が多いです。

そして、新しい製品や新しいサービスを開発するときに、物理や化学の基礎を知っていると、より本質的でより良いサービスを生み出すことができます。

また、論理的な考え方を身に付けておくことで、新しいアイデアを実際の製品やサービスに作り上げていくことができます。

これらは学生時代の専攻とはまったく関係なく、基礎学力がしっかりしていれば大丈夫なことです。

そして、このような基礎学力を身につけるためには大学に行くのが一番良いです。

その2:行動力はあった方がいい。堂々と失敗できるのは新入社員のメリット

新入社員や若手社員が会社でやるべきことは、とにかくたくさん行動してたくさん失敗することです。

「えっ、失敗したら怒られるんじゃないの???」

と思うかもしれませんが、全然問題ありません。

新入社員や若手社員がちょっと失敗したところで、会社の業績にはまったくと言っていいほど影響ありませんし、そもそも失敗することも想定して上司は仕事を割り振っているからです。

実際、僕も若手社員の部下が何人かいますが、好き勝手にやらせています。

若手社員にはわざと失敗させて経験を積ませることもあるし、絶対に失敗しては困るような仕事は少しずつ軌道修正しています。

新入社員や若手社員が中堅社員よりも役に立てる唯一のことは、先入観にとらわれず、失敗してもいい意気込みで新しいことにチャレンジしていくことです。

実際、僕の下に付いている若手社員は自分で考えて行動して、僕には絶対できないような成果を上げてくれてます!

余談:仕事の専門性なんて関係ない。良い例は箱根駅伝の原監督

話は脱線しますが、箱根駅伝で有名な青山学院大学の陸上部の監督は、もともと陸上とは無関係の営業マンでした。

でも、今は日本で一番実績のある陸上部の監督です。まったく違うフィールドでも活躍できる良い例ですよね。

あの監督、多分、監督になったときは40代後半くらいだと思うんですが、そんなおじさん(失礼)でも見事に転身できるんです。

20代、30代だったら転身できないわけないですよね。要は「やるか、やらないか」の2択問題の「やる」を選ぶだけなんです。

その3:朝の挨拶は大切。毎日に積み重ねが信頼関係につながっていく

幸せな会社員生活を送っていく上で大切なことは「挨拶」です。

朝、職場の人にあったら相手が年下、年上にかかわらず「おはようございます」と元気に挨拶しましょう。

最初は違和感があるかもしれませんが、毎日挨拶を続けていると相手からも挨拶してきてくれるようになります。

そして、少しずつ信頼関係が積み重なっていくんです。

相手が課長や部長であれば、困った時に助けてくれるかもしれませんし、相手が年下であれば、慕って頼りにしてくれるかもしれません。

こうして築いた人間関係は会社生活を豊かにしてくれます。

まとめ:大切なことは基礎学力、行動力、挨拶の3つだけ

新入社員や若手社員は最低限、基礎学力行動力挨拶の3つを体に染み込ませておきましょう。

これができれば、周囲の信頼も得られるようになるし、どんな業界、職種でも通用する人材になれるでしょう。

あとは、会社員になってからも毎日勉強したりして、自分のスキルアップを忘れないことですね!

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