この記事では、macOS Mojave(バージョン10.14以降)の入力ソース(ひらがな、英字)切り替えのショートカットの変更方法を紹介します。
macOS High Sierra(バージョン10.13)からmacOS Mojave(バージョン10.14)にアップデートすると、入力ソースを切り替えるショートカットが変わってしまう場合があります。
- バージョン10.13以前:⌘(command)+ スペース
- バージョン10.14以降:^(control)+ スペース
これまでのショートカットに慣れている人にとっては、新しいショートカットはとても違和感がありますよね。
えっ、なんでSpotlightが立ち上がるの???
実は、macOS Mojaveでは「入力ソース切り替え」と「Spotlight検索」のショートカットがデフォルトでは入れ替わっている場合があります。
(注)なぜ「入れ替わっている場合がある。」と曖昧な表記にしているかと言うと、僕のMacの3台中2台が入れ替わっていて、1台は入れ替わっていないからです。
High Sierra以前 (バージョン10.13以前) |
Mojave (バージョン10.14以降) |
|
---|---|---|
入力ソース 切替 |
⌘(command)+ スペース | ^(control)+ スペース |
Spotlight 検索 |
^(control)+ スペース | ⌘(command)+ スペース |
これらのショートカットは簡単に変更できるので、入力ソースの切り替えショートカットを以前の方法に戻せば、これまでと同じ作業性を確保できるようになりますよ!
システム環境設定のキーボードでショートカットを変更する
それでは入力ソースのショートカットを変更する方法を紹介ます。
入力ソースのショートカットを変更する
システム環境設定の「キーボード」を選択します。
次に、「ショートカット」タブを選択します。左の列に項目が現れるので、「入力ソース」を選択します。ここにある「前の入力ソースを選択」「入力メニューの次のソースを選択」のショートカットを変更します。
ショートカットの部分をクリックすると選択状態になるので、その状態で新しいショートカット(キーコンビネーション)を押します。
「前の入力ソースを選択」を選択して、⌘(command)+ スペースを押します。これでショートカットが変更されます。
同様に「入力メニューの次のソースを選択」を選択して、⌘(command) + option + スペースを押すとこちらのショートカットも変更されます。
黄色いビックリマークが表示されますが、これは「Spotlight」とショートカットが競合していることを表しています。
競合を回避するために、「Spotlight」のショートカットも変更しましょう。
Spotlightのショートカットを変更する
左の列に項目の「Spotlight」を選択します。ここにある「Spotlight検索を表示」のショートカットを変更します。
「Spotlight検索を表示」を選択して、^(control)+ スペースを押します。同様に「Finderの検索ウインドウを表示」を選択して、^(control)+ option + スペースを押します。
これでmacOS Mojaveの入力ソースの切り替え方法がHigh Sierra以前と同じになります。
なお、ショートカットを元に戻したい場合は「デフォルトに戻す」をクリックすると、初期状態に戻ります。
知っておくと便利な文字入力のショートカット
すでに知っている人もいると思いますが、豆知識として知っておくと便利な文字入力に関するショートカットを紹介します。
これを知っていると、「ひらがな」「カタカナ」「全角英字」「半角英字」の変換が簡単にできるので、文字入力がものすごく快適になります。
ショートカット | |
---|---|
「ひらがな」に変換 | ^(control)+ J |
「カタカナ」に変換 | ^(control)+ K |
「全角英字」に変換 | ^(control)+ L |
「半角英字」に変換 | ^(control)+ ; |
特に「ひらがな」から「カタカナ」への変換は頻繁に使うので、左手の小指で「^(control)」を押しながら、右手の中指で「K」を押すのを体に染み込ませておきましょう。
まとめ
Macのキーボードでは「かな」入力と「英数字」入力の切り替えはスペースキーの隣の「英数」「かな」キーでできますが、昔からMacを使っている人は⌘(command)+ スペースを使う人も多いかと思います。
macOS Mojaveにアップデートして入力ソースの切り替えを不便に感じている人がいましたら、この記事で紹介した方法でショートカットを以前のものに変更してみてはいかがでしょうか?
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