この記事では、iMacの標準搭載されているハードディスク(HDD)を市販品に交換した時に、空冷ファンが暴走する問題を解決する方法を紹介ます。
僕はメインのパソコンとしてiMac(21.5-inch, Mid 2010)を使っているのですが、HDDの容量が不足してきたので内蔵HDD(500GB)を新しい2TBのものに交換しました。
2010年頃のiMacのモデルは、比較的簡単に内蔵HDDを交換することができるんですよね。で、内蔵HDDを交換した結果…。
冷却ファンが暴走して、うるさいうるさい。
ネットでいろいろ調べてみると、iMac(21.5-inch, Mid 2010)のモデルはHDDに温度センサーが内蔵されていて、その温度センサーで冷却ファンの回転数を制御しているよです。アップルの特別仕様ですね。
僕が購入した3.5インチ内蔵HDDは市販品なので、そんな温度センサーは付いていません。そのため、HDDの温度センサーが働かず冷却ファンが暴走してしまったようです。
この問題を解決するために僕が使い始めたのが、HDD Fan Controlというアプリです。有料アプリですが、冷却ファンの回転数をCPU温度を利用して制御できるので、冷却ファンの暴走を防ぐことができます。
このHDD Fan Controlを使えば、2010年頃の古いiMacの内蔵HDDを大容量のものに交換して、たくさんの動画や画像を快適に扱うことができるようになります。
HDD Fan Controlは開発元のウェブサイトから入手する
HDD Fan Controlは開発元のウェブサイト(http://www.hddfancontrol.com)から入手できます。
フリートライアルとして1時間無料で全機能を使うことができるので、自分のマシンで正常に動作するか確認できるので、とりあえずインストールして動作確認してみましょう。
「Download & Try for Free」をクリックすれば、ダウンロードが始まります。
ダウンロードしたファイル(イメージディスク)をクリックすると、以下のインストール画面になるので、ダンボールアイコンをダブルクリックします。
インストールが完了するとシステム環境設定に「HDD Fan Control」のアイコンが追加されます。
これでインストールは完了です。
HDD Fan Controlは初期設定のままでも大丈夫
システム環境設定の「HDD Fan Control」をクリックすると以下の設定画面が開きます。
上半分のグラフの横軸はCPUの温度、縦軸は冷却ファンの回転数です。赤い縦線が現在のCPUの温度、青い階段状のグラフがその温度での冷却ファンの回転数になります。
上図の場合、現在のCPUの温度が37℃なので、ファンの回転数は1100rpmになります。そして、CPU温度が50℃を越えるとファンの回転数が上昇し始め、58℃になると最大回転数6000rpmになります。
設定内容がよくわからない人は初期設定のまま使うことをおすすめします。設定を間違えるとCPUが熱暴走してしまいます。
僕は初期設定のまま使っています。普段は静かですが、画像処理などの重い作業をするとファンの回転数が上がります。
お試し期間は1時間だけなので、いろいろな作業を試して正常に動作するか確認してみましょう。
HDD Fan Controlを気に入ったら購入してみよう
HDD Fan Controlが正常に動作することが確認できたら、購入してみましょう。設定画面の「Buy Now」をクリックすると購入画面になります(開発元のウェブサイト(http://www.hddfancontrol.com)からでも大丈夫です。
支払い方法はクレジットカード、PayPal、Amazon Payに対応していますし、日本語対応しているので購入はとても簡単です。
お値段は約4,000円です。
購入すると、以下のような電子メールでライセンスキーが送られてきます。
電子メールに記載された名前とライセンスキーを設定画面に入力してアクティベート(ライセンス認証)すれば、無制限で使うことができます。
まとめ
せっかくiMacの内蔵ハードディスクを換装したのに、冷却ファンの暴走に悩まされている人は、「HDD Fan Control」で無事に解決することができます。
iMac(21.5-inch, Mid 2010)は最新のmac OS Mojave(バージョン10.14)には対応していませんが、セキュリティアップデートは随時行われるので、まだまだ十分現役で使うことができます。
内蔵ハードディスクを大容量のものに換装して、快適なMac生活を送りましょう。
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