僕は2020年4月から楽天モバイルを無料で使っています。
幸い僕の住んでいるエリアは楽天モバイル回線が使えるので、データ使い放題、通話し放題の恩恵を受けています。
なぜ僕が楽天モバイルを使っているかというと、理由は3つあります。
1つ目は、単に僕が新し物好きだからです。新しいものは自分で使ってみないと気が済まない性格なんです。
2つ目は、一年間無料だからです。やっぱり節約したいです。
3つ目は、楽天モバイルの通信品質が実用に値するか確かめたいからです。もし十分に信頼できるのであれば選択肢が広がります。
でも、2021年4月に月額2,980円(税抜)に変わった時に、僕がそのまま楽天モバイルに残留するか、他の携帯会社に変更するかはまだ決めていません。
(2021年3月13日追記)
楽天モバイルは2021年5月から以下の料金プランに変更になりました(1年間無料対象者以外)。
データ容量 | 1GBまで | 3GBまで | 20GBまで | 20GB以降 (無制限) |
---|---|---|---|---|
月額料金 | 0円 | 980円 | 1980円 | 2980円 |
国内通話はかけ放題(Rakuten Linkアプリ使用時)のままです。
NTTドコモの新プラン「ahamo」で僕の心は揺れている
2020年12月3日にNTTドコモが新料金プラン「ahamo(アハモ)」を発表しました。
月額2,980円(税抜)で容量20GBの高速データ通信と、回数制限なしの国内通話5分間かけ放題、しかも通信品質は信頼のNTTドコモ品質です。
比較しやすいように、無料期間終了後の楽天モバイルUN-LIMITとNTTドコモahamoを一覧表にしてみました。
楽天モバイル UN-LIMIT |
NTTドコモ ahamo |
|
---|---|---|
月額料金 | 2,980円(税抜) | 2,980円(税抜) |
高速データ通信 | 使い放題(楽天エリア内) 5GB(楽天エリア外) |
20GB |
国内通話 | かけ放題 | 5分以内無料 |
海外利用 | 66の国と地域 2GB/月 |
82の国と地域 20GB/月 |
メールアドレス | なし | なし |
事務手数料 | 無料 | 無料 |
開始時期 | 2020年4月〜 (開始済) |
2021年3月〜 |
楽天モバイルに残るか、NTTドコモに移るかの判断ポイントとなるのは以下の3つです。
- 楽天回線エリア内か?
- 20GB以上使うか?
- 5分以上通話するか?
僕の場合はこんな感じです。
- 生活圏は楽天回線エリア内
- 20GB以上使わない(最大15GB)
- 5分以上通話しない
つまり僕にとっては、楽天モバイルUN-LIMITでもNTTドコモでも使い勝手は同じということです。
楽天モバイルで未知なのは大規模災害時の信頼性
僕は平常時の楽天モバイルの品質はまったく心配していません。8ヶ月使ってみて一度も回線が不通になったことがないからです。
でも、地震や台風などで大規模な災害が発生したときはどうでしょうか?
僕は2019年の台風15号で4日間の停電と断水を経験しました。
この時のスマホの契約はNTTドコモ回線のMVNOでしたが、4日間の停電中でもデータ通信は問題なく使えました。
スマホのおかげで「〇〇の施設でスマホの充電ができる」「〇〇のコインランドリーは使える」「〇〇の施設でシャワーが借りられる」などの情報を得ることができ、不自由なく生活することができました。
もしこれが楽天モバイル回線だったらどうだったでしょうか?
当時は楽天モバイル回線は存在しなかったので知る術はありません。まったく問題なかったかもしれませんし、もしかしたら不通になっていたかもしれません。
つまり「安心できるかどうかわからない」、別の言い方をすると「リスクがある」ということです。
大規模災害時には「情報」は命に関わる重要なものです。この重要な情報をリスクがある(と僕は思っている)楽天モバイルに依存するのは、僕はちょっと怖いなと思っています。
リスク回避のための僕が行っている対策
現時点で僕は大規模災害時の楽天モバイルの通信品質を信頼していないので、リスク回避のために以下の2つの対策を行っています。
- 携帯を持っている(998円/月)
- MVNOのSIMを持っている(300円/月)
僕は普段から携帯とスマホの2台持ちなので、携帯を常に持ち歩いています。仮に大規模災害で楽天モバイルが不通になっても、携帯で通話やショートメールは使えます。
また、NTTドコモ回線のMVNO(nuroモバイルのお試しプラン)のSIMカード
をデュアルSIMの一方に挿しているので、楽天モバイルが不通になってもデータ通信は使えます。
ここまでバックアップ体制をとっているから、今、楽天モバイルをメイン回線として使えているわけです。
言い換えると、ここまで対策しないと楽天モバイルを安心して使えないということです。
NTTドコモ回線ならとりあえず安心
NTTドコモ回線は2011年の東日本大震災、2019年の台風15号の大規模停電でも問題なく使えました。
僕の人生の中で一番、二番の災害を乗り越えているので、僕の中ではNTTドコモ回線の信頼性は十分です。
仮に大規模災害でNTTドコモ回線が不通になっても諦めがつきます。
「ドコモがダメだったらしょうがないよね…。」って。
NTTドコモの新プランahamoは信頼のNTTドコモ回線なので、僕の中では楽天モバイルのようにバックアップ体制(携帯+MVNO)は不要です。
NTTドコモの信頼性は楽天モバイルに対する大きなアドバンテージです。
楽天モバイルはプラチナバンドが使えないという不安もある
楽天モバイルは電波が届きやすいプラチナバンド(700〜800MHz)の周波数帯を持っていないので、電波の届きにくい建物の中では特に不安です。
実際、僕は楽天モバイルの電波が入らず困ったことがありました。
先日、出張で東京駅から新幹線に乗る機会があったのですが、改札通過後の待合室でスマホを見たら電波が一本も立っておらず、スマホが使えなかったんです。
eチケットだったので乗車する新幹線の車両や座席が分からずにかなり焦りましたが、ホームに出たら電波がつながったので何とか新幹線に乗れました。
僕は最悪の場合はデュアルSIMのMVNOが使えるので何とかなりますが、バックアップのために月300円のMVNOを契約しておくのはもったいないです。
一方、NTTドコモならプラチナバンドの700MHzが使えるので建物の中でも安心して使えます。バックアップも不要なので携帯やMVNOの契約もスッキリ解約できます。
僕が楽天モバイルを使い続ける条件は2つ
楽天モバイルが今のままでは、僕は2021年4月に無料期間が終わったときに他の携帯会社に移ります。
でも、楽天モバイルが以下の条件のいずれかを満たしてくれれば残留する可能性はあります。
UN-LIMITの月額料金を1,980円に値下げする
僕は実際にあり得ると思っているのですが、楽天モバイルがUN-LIMITの月額料金を2,980円から1,980円に値下げしてくれたら、そのまま楽天モバイルに残留することも考えます。
その時は携帯とMVNOの契約はバックアップとしてそのまま残すので、合計の月額料金は3,000円を少し超えてしまいます。
でも、楽天モバイルを応援したい気持ちもあるので、2,980円を少しくらい超えても我慢するつもりです。
楽天モバイルがプラチナバンドを手に入れる
最近、ニュースなどで総務省がプラチナバンドの割り当ての見直しを検討しているという情報を目にします。
これは楽天モバイルがプラチナバンドを手に入れる可能性があるということです。
仮に楽天モバイルがプラチナバンドを手に入れれば、建物の中でも電波が届きやすくなるので通信の安定性は格段に高まります。
そうなれば多少は安心して楽天モバイルを使えるようになるので、楽天モバイルに残留することも考えます。
まとめ
結局のところ、楽天モバイルが今のまま(月額2,980円、通信品質が不安)では僕にとっては楽天モバイルに残留するメリットはないということです。
でも僕は楽天が好きなので、楽天モバイルには是非とも頑張ってもらいたいです。
NTTドコモの新プランahamoはとても魅力的なので、僕の心はしばらく揺れ動くことでしょう。
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