災害時の停電対策にソーラーパネルとポータブル電源があれば安心。小型家電が使えます!

災害時の停電対策には ソーラーパネルと ポータブル電源があれば安心




この記事では、停電時の電源確保に非常に役立つポータブル電源とソーラーパネル(太陽光発電パネル)をご紹介します。

最近は日本各地で地震、台風、雷が頻繁に発生しており、自然災害による停電が増えています。

数時間の停電であれば大丈夫でも、停電が何日も続くようだと大変ですよね。場合によっては命に関わる可能性もあります。

何も対策をしていないと本当に深刻な事態に陥ってしまいますが、普段から停電対策をしていれば、自分の命や大切な人の命を守ることができます。

この後、実際の僕の経験を踏まえて説明していきます。

台風の被害で4日間停電して困ったこと

2019年は強力な台風が何個も関東地方を襲って、僕の住んでいる地域は4日間停電しました。

連日35℃近い猛暑の中の停電は本当につらかったです。特に以下の3つは本当に困りました。

  • 夜、暑くて眠れない
  • 冷蔵庫の食べ物が全部ダメ
  • スマホが充電できない

さすがにエアコン、洗濯機、電子レンジなどの大型家電は消費電力が大きいので停電時はあきらめるしかありません。

でも、扇風機や小型の冷蔵庫などの消費電力が小さい家電を使えると少しは快適になりますよね。

僕は4日間の停電の経験を踏まえ、小型のソーラーパネルとポータブル電源を購入して、停電時でも最低限の電気を使えるようにしました。

Jackeryのポータブル電源はAC100Vのコンセントが使える

ポータブル電源の多くは大容量のリチウムイオン電池を搭載しています。スマホのバッテリーに使われているのと同じです。

リチウムイオン電池は不良品に当たってしまうと発火や爆発の恐れがあるので、少し高価でも信頼できるメーカーのものを買った方が安心です。

数あるメーカーの中で僕が一番信頼しているのはJackery社です。

理由は、Jackery社はAppleの元バッテリーエンジニアが設立した会社で、リチウムイオン電池を使用したポータブル電源の第一人者だからです。

Jackeryポータブル電源のラインアップ

Jackeryのポータブル電源は容量別に4種類のラインアップがあります。

ポータブル
電源240
ポータブル
電源400
ポータブル
電源700
ポータブル
電源1000
画像
容量 240Wh 400Wh 700Wh 1002Wh
スマホ充電 約24回 約42回 約68回 約100回
車載冷蔵庫 約16時間 約28時間 約48時間 約66時間
重量 3.2kg 3.6kg 6.3kg 10.6kg
サイズ 23x13x17cm 23x13x17cm 30x19x19cm 33x23x24cm
USB端子 2個(5V×2.4A) 2個(5V×2.4A) 3個(5V×2.4A) 4個(5V×2.4A)
AC100V
コンセント
1個 1個 2個 3個
DC12V
ソケット
1個 1個 1個 1個
定格出力 200W 200W 500W 1000W
定価 ¥25,800 ¥44,800 ¥79,800

ポータブル電源は容量が大きいに越したことはないのですが、大きくなれば値段も高くなります。

この中で僕が購入したのは一番容量が小さく価格が手頃な240Whのモデルです。

前面の端子は以下のようになっています。

  • 充電用のDC入力
  • USB端子
  • AC100Vコンセント
  • DC12Vソケット

これだけ出力端子が充実していれば、ほとんどの用途に利用できますね。

液晶画面には以下の情報が表示されており、現在のバッテリーの動作状況が把握できます。

  • バッテリー残量
  • 充電時のワット数
  • 使用時のワット数

下の画像では、バッテリー残量が81%で、スマホを充電しているのでOUTPUT(出力)が5Wになっています。

ワット数(消費電力)がわかれば、冷蔵庫などの機器を残り何時間使えるかが計算できます。

詳しく知りたい人はこちら

電源容量のWh(ワット・アワー)という単位はW(ワット)とh(時間)のかけ算です。

電源容量が240Whで消費電力が60Wであれば、計算上は4時間(240Wh / 60W = 4h)使えます。5Wであれば48時間(240Wh / 5W = 48h)です。

実際は損失があるのでもっと短くなります。

Jackeryポータブル電源の充電方法

ポータブル電源の充電方法は以下の3種類があります。

  • ソーラーパネル
  • 車のシガーソケット(DC 12V)
  • 家庭用コンセント(AC 100V)

普段は家庭用コンセントで充電し、停電などの非常時はソーラーパネルや車のシガーソケットから充電できます。

ソーラーパネルは別売りのJackery SolarSagaシリーズがおすすめです。

Jackeryのソーラーパネルでポータブル電源の充電ができる

ポータブル電源は停電になってしまうと充電できないので、充電用のソーラーパネル(太陽光発電パネル)があると便利です。

Jackeryのポータブル電源のラインアップ

Jackeryのソーラーパネルは効率違いで2種類のラインアップがあります。

Jackery SolarSaga 60 Jackery SolarSaga 100/th>
画像
最大電力 60W 100W
収納サイズ 29x41x1.5cm 62x55x4.5cm
展開サイズ 87x41x0.5cm 124x55x0.5cm
USB-A出力 5V、2.4A×1個 5V、2.4A×1個
USB-C出力 5V、3A×1個 5V、3A×1個
定価 ¥18,800 ¥34,800

この中で僕が購入したのは最大電力が60WのJackery SolarSaga 60です。

Jackery SolarSaga 60を使えばポータブル電源240を最短8時間で充電できます(季節や天候によって変わる)。

ちなみに、僕が自宅の庭で少し雲がかかった日にJackery SolarSaga 60で充電したところ、充電時の電力は16Wでした。

晴天の日に直射日光を垂直に当てれば60W出るんでしょうね。

ソーラーパネルの裏面にはUSB端子が2個付いているので、ソーラーパネルだけでスマホやタブレットを充電できます。

ソーラーパネルを折り畳むとバッグになるので、収納や持ち運びにも便利です。

消費電力が少ない小型家電なら使える

僕が購入したポータブル電源240でどんな家電が使えるのか調べてみました。基本的には消費電力が100W以下であれば使えます。

小型冷蔵庫
(20L)
IH調理器
(卓上)
液晶テレビ
(43型)
扇風機
商品名
(公式)
TWINBIRD
D-CUBE X
Panasonic
KZ-PG33
SONY
43X8500H
日立
HEF-DC80
電圧 AC 100V
DC 12V
AC 100V AC 100V AC 100V
消費電力 65W / 55W 75〜1400W 139W 2〜21W
使用可否
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真夏の停電を考えると、小型冷蔵庫や扇風機が使えるのは嬉しいですね。災害時だけではなく、キャンプやバーベキューでも使えそうです。

卓上IH調理器は火力によって消費電力が変わり、一番弱い75Wしか使えないのでほとんど使い物にならないと思います。

加熱調理が必要であればカセットコンロの方がいいですね。

もし消費電力が高い機器を使用したいのであれば、最上位機種のポータブル電源1000(定格出力1000W、瞬間最大出力2000W)がおすすめです。

ポータブル電源とソーラーパネルの残念な点

ここではポータブル電源とソーラーパネルについて、僕が残念に感じた点を紹介します。

と言っても、ポータブル電源については特に不満な点はありません。

大きさはコンパクトで、手持ちハンドルも付いているので持ち運びに便利です。性能もスペック通りです。

一方、ソーラーパネルは多少残念な点があります。

これはソーラーパネルの特性なのでこの製品が悪いわけではないのですが、最大出力(60W、100W)は完璧な条件(晴天、太陽とパネルが垂直など)が揃わないと出ません。

また、空が曇っていると当然ながらほとんど発電してくれません。

最大出力は期待せずに、実際は半分くらいの出力と考えておいた方が良いでしょう。

まとめ

僕は台風での4日間の停電の経験を踏まえ、停電でも最低限の電気を確保できるようにポータブル電源とソーラーパネルを導入しました。

これがあれば、小型冷蔵庫、扇風機、スマホが使えるようになりますし、加えて水、食料、簡易トイレ、ライトなどがあれば非常時でも最低限の生活は送れます。

非常時になってからでは遅いので、平常時から準備しておくことが大切です。

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