この記事では、台北から日月潭へ台湾新幹線と路線バスを乗り継いで行く方法を、初めての人でもわかるように紹介します。
台北や台南などの都市部へ行ったことがある人でも、日月潭などの山間部に行くには、どうやって行ったらいいか不安ですよね。電車やバスを乗り継ぐ必要があるし…。
そんな不安を解消するために、新幹線やバスの切符の買い方から乗車方法、そして注意事項まで、初めての人でもわかるように詳しく説明します。
これさえ知っていれば、台湾での滞在時間を有効に使うことができ、日月潭でも余裕を持って楽しむことができますよ!
台北駅から日月潭への行き方
台北駅から日月潭への行き方(括弧内は所要時間)を大まかに書くと以下のようになります。
- 新幹線で高鉄台北駅から高鉄台中駅へ(約1時間)
- バスで高鉄台中駅から日月潭(水社)へ(約1時間40分))
- バスで日月潭(水社)から宿泊先へ(約10分)
それでは一つずつ詳しく見ていきましょう。
新幹線で高鉄台北駅から高鉄台中駅へ
台湾新幹線は「台灣高鐵」または「HSR(Taiwan High Speed Rail)」と言います。台北駅では「高鐵台北車站」という標識を目指して歩けば改札口にたどり着けます。
乗車券を購入する
新幹線の切符売り場の窓口で台中駅までの乗車券を購入します。窓口で以下の情報を書いた紙やスマホ画面を見せれば、簡単に乗車券を購入できます。
・台北→台中 (行き先)
・16:39 (発車時刻)
・標準廂 (指定席という意味)
・大人 2
・小人 1 (子どもは12歳未満、6歳未満は無料)
発車時刻は以下の時刻表で調べられます。
参考までに、こちらが乗車券になります(この乗車券は桃園→台中です)。
「車廂」は号車番号です。この場合は4号車です。
「座位」は座席番号です。この場合は13Dの席です。
「成人」は大人です。子どもの場合は「孩童」と書いてあります。
新幹線に乗る
台湾の新幹線は基本的には日本の新幹線と同じなので、迷うことはありません。乗車券に記載された電車のホーム行きます。
ホームの床には号車番号と座席番号が書いてあるので、ホーム上の線に沿って並んで新幹線が来るのを待ちましょう。
台湾の新幹線では各車両の端に荷物を置くスペースがあります。遅く乗り込むとスペースが満杯になってしまうので、早く並ぶのがコツです。
ただし、座席の足元は十分広いので、スーツケースを座席の足元に置いておくことも可能です。
台北から台中への所要時間は停車駅によって異なりますが、50分〜70分です。
バスで高鉄台中駅から日月潭(水社)へ
引用元:南投客運のホームページ
高鉄台中駅では5番出口が日月潭行きのバス乗り場です。乗るバスは「南投客運」の「台湾好行バス」です。
バス乗り場には南投客運のチケット売り場があるので、日月潭行きのチケットを買いましょう。バスは悠遊カード(EasyCard)も使えるので、悠遊カードを持っていればチケットは不要です。バス乗り場はチケット売り場の人に聞けば教えてくれます。
悠遊カードには事前に200元ほどチャージしておきましょう。
<注意>
チケット売り場には「南投客運」とは違うバス会社やタクシードライバーがいて、声をかけてくる場合があります。笑顔で無視して「南投客運」のチケット売り場に行きましょう。
バスが到着したら荷物を積んでもらいバスに乗り込みます。悠遊カードは乗る時と降りる時にタッチします。
所要時間は約1時間40分なのでトイレは事前に済ませておきましょう(バスの中にトイレはありません)。
日月潭が終点の場合は降りるときに何もしなくて大丈夫ですが、日月潭が終点ではない場合は降りるときに「降りるボタン」を押してバスを止めてもらいます。この辺は日本のバスと同じなので迷うことはありません。
南投客運のバスは日月潭の水社ビジターセンターで降ろされます。
引用元:南投客運のホームページ
<注意>
12歳未満の子どもの場合は子ども料金が適用されますが、悠遊カードで支払う場合は子ども用の悠遊カードが必要です。大人用の悠遊カードでは大人料金になるので注意して下さい。子ども料金(半額)で支払いたい場合はチケットを購入しましょう。
バスで日月潭(水社ビジターセンター)から宿泊先へ
日月潭の水社ビジターセンターからは「南投客運」の日月潭周遊バスが走っています。日月潭周辺の観光には周遊バスを使うことが多いので、一日周遊券を購入することをオススメします。一日周遊券は80元です。
主なバスの停留所は以下の通りです。
右回り:日月潭(水社)→文武廟→日纜站→伊達邵→玄光寺
左回り:玄光寺→伊達邵→日纜站→文武廟→日月潭(水社)
なお、停留所は上記以外にも雲品温泉酒店などのホテル前にもあります。
引用元:南投客運のホームページ
なお、宿泊するホテルによっては台中駅からホテルまでのシャトルバスを用意しているところもあるので(例えば、雲品温泉酒店)、ホテルのホームページなども確認してみると良いでしょう。
日月潭への到着が遅くなる場合は要注意!
日月潭(水社ビジターセンター)からの周遊バスの最終出発時刻は平日17:20、休日17:30です。そのバスを逃すとホテルまでの移動手段の確保が難しくなります。
タクシーも走っていますが、夜になると台数がかなり少なくなります。また、ホテルに電話して送迎を依頼しようとしても電話がなかなか繋がらないことがあります。
実際、僕は18:00頃に日月潭(水社ビジターセンター)に到着したので、ホテルまでの移動に本当に困りました。
幸い15分くらい困っていたらタクシーが来たので、無事にホテルにたどり着くことができました。
まとめ
台北から日月潭に行く場合、台北から日月潭までの直通バスも出ていますが、台中に立ち寄ったりする場合は今回のように新幹線とバスを乗り継ぐケースもあるかと思います。
そんな人にとって、今回の記事が参考になれば幸いです。それでは、楽しい台湾旅行を!
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