台北の観光地は旅行雑誌でたくさん紹介されていますが、たいていの雑誌で1カットしか紹介されていないのが猫空(マオコン)です。
でも、猫空には全長4,033mというものすごく長いロープウェイがあるし、ロープウェイの終点の猫空は台湾茶の産地として有名で、お洒落なカフェがたくさんあります。
日帰りの観光スポットとしては最適な場所なんです。
また、ロープウェイの麓(ふもと)には広大な広さを誇る台北市立動物園があり、途中には指南宮という有名なお寺があるので、何度訪れても楽しむことができます。
もちろん、一日で全てを回ることはできないので今回は猫空、今回は動物園とポイントを絞って観光するのが良いでしょう。
それでは、僕が訪れた猫空ロープウェイと猫空カフェを紹介します。
猫空は台湾茶の産地として有名な観光地
猫空は台湾茶の産地として有名で、特に木柵地区で生産される鉄観音茶は「木柵鉄観音」と名が付けられるほど有名です。
また、猫空には茶芸館と呼ばれるお茶屋さん(カフェ)が多数点在し、お茶を飲みながら料理も楽しむことができます。
猫空は山の上にあるので、猫空からは台北市内を一望することができます。素敵な景色を眺めながらお茶をするのもまた格別です(写真はロープウェイからの景色)。
このように、猫空ではゆったりした時間の流れの中で、台湾の伝統を味わうことができます。
全長4,000mのなが〜い猫空ロープウェイに乗って猫空を目指そう
まずは、猫空ロープウェイについて紹介します。
猫空ロープウェイの行き方
MRT文湖線の終点、動物園駅まで行きます。動物園駅から「出口1」方面に出ると台北私立動物園、「出口2」方面に出ると猫空ロープウェイになります。
少し歩くとこちらの建物が見えてきます。これがロープウェイ乗り場です。
猫空ロープウェイの乗り方
入り口にロープウェイのチケット売り場がありますが、悠遊カード(EasyCard)を持っていればチケット購入は不要なので、そのまま右側の入口處から入れます。
チケットは片道120元ですが、悠遊カードだと片道100元で乗れるので悠遊カードの方がお得です。
なお、悠遊カードへのチャージは乗り場直前の窓口でできるので、残高を心配する必要はありません(混んでいる時は事前にMRTの駅でチャージしておいた方が無難です)。
ゴンドラは普通のもの、透明床のものの二種類ある
ロープウェイのゴンドラは普通のゴンドラと床が透明なゴンドラがあります。僕は普通のゴンドラに乗りましたが、床が透明なゴンドラも大人気です。
二種類のゴンドラは並ぶ列が違うので床が透明なゴンドラに乗りたい方は注意しましょう。ちなみに、床が透明なゴンドラは台数が少ない(5台に1台くらい?)ので列の進みは遅いです。
長くて快適なロープウェイの旅
ロープウェイに乗ると、途中で動物園南駅、指南宮駅のふた山を超えて、標高299mの猫空駅に到着します。
かなり乗りごたえがありますが、壮大な景色に見とれている間に着いてしまいます。
こちらが終点の猫空駅です。
猫空のカフェでゆったりとお茶を楽しもう
猫空駅に到着したら周辺を散策するのもいいですし、茶芸館やカフェでのんびりと過ごすのも良いでしょう。
僕たちはちょうどお昼頃に猫空駅に着いたので、お昼も兼ねてカフェでお茶をすることにしました。訪れたのはガイドブックにも載っている「Cafe巷」です。
Cafe巷の行き方
猫空駅を出るとどちらに行けばいいのかわかりにくいです。まず、矢印の方向の左の道を進みます。
この道を進むとしばらくは何もない山道になるので「この道であってるの?」と不安になりますが大丈夫です。やがて建物が見えてきます。
僕たちが入ったのはこちらの「Cafe巷」というカフェです。本当は茶芸館に行きたいところでしたが、それは次回のお楽しみということで…。
Cafe巷の料理はこんな感じ
この日は猛暑だったこともあり冷茶を注文しました。150元の「猫空冷泡茶」と「東方美人冷泡茶」です。
アイスボトルに入っており、どちらも滑らかな口当たりで美味しく頂きました。
「猫空冷泡茶」はよりお茶な感じで、「東方美人冷泡茶」は少しフルーティーな感じです。
ちなみに、アイスチョコレートミルクなど子ども向けの飲み物もありますし、もちろん台湾茶もあります。
食事はパスタを注文しました。「青醬海鮮義大利麺」「青醬鮮蔬義大利麺」です。どちらも美味しく頂きました。
台北お茶プロモーションセンターを見学して鉄観音茶を頂こう
Cafe巷のある通りをさらに奥に7〜8分ほど歩いて行くと「台北市鐵觀音包種茶研發推廣中心(台北お茶プロモーションセンター)」があります。入場料は無料です。
ここにはお茶を作る機械の展示があったり、木柵地区の鉄観音茶を説明するビデオ(日本語)が見られたり、鉄観音茶を無料で飲めたりと、のんびりと過ごすことができます。
ビデオのリモコンはテレビの下の壁の中に隠れていて、最初は気づきませんでした…。
鉄観音茶は入り口の部屋の戸棚にあります。こちらも最初は気づきませんでした…。
鉄観音茶は美味しく頂けるのでおすすめです。水筒に入れている人もいました。
また、お茶とは関係ありませんが鯉の池があり餌付けをできるので、子どもも大喜びです。餌は10元で売っています。
暑い季節にはマンゴーかき氷もおすすめ
鉄観音茶を堪能した後は、またロープウェイの猫空駅を目指して歩くわけですが、暑い季節には途中で力尽きそうになります。
そんな時は…、そうです。マンゴーかき氷です。
途中、Cafe巷の向かいに「雪敲(ICE CLiMBER)」というかき氷の店があります。
ここのマンゴーかき氷はふわふわで最高に美味しいです。
まとめ
猫空はロープウェイ、茶芸館など比較的地味な観光地と思われがちですが、実際に訪れてみると景色もよく、お茶も美味しく、散策も楽しく、日帰り観光スポットとしては最適です。
台北観光でどこに行こうか迷っている方がいましたら、台北の雑踏から少し離れた猫空を訪れて見てはいかがでしょうか。
コメント
この記事へのコメントはありません。