時間は自分で作るもの、「プラスの雰囲気」で日本社会にゆとりを取り戻したい






最近、社会がギスギスしていると思いませんか? 事故や故障などで電車が遅れると「どうしてくれるんだ!」と駅員に詰め寄る人。スーパーのレジ係の処理が遅いことに腹を立てて並んでいる人。駅の階段を降りていると、隣りを血相を変えて走って降りて行く人。「忙しくて時間がない!」と口癖のように言っている人。こういう人をよく見かけます。

こういうマイナスの雰囲気を持つ人の気持ちはなぜか人々に伝わってしまい、それが社会全体の雰囲気になってしまうような気がします。そして、今の日本の社会ってそんな感じなのかなぁと。

逆に考えると、自分がプラスの雰囲気を持つ人になればその気持ちが人々に伝わり、社会全体が良い雰囲気になるのではないかなぁ、と思っています。

そして、僕が考えるそのためのキーワードは「ゆとり」。「ゆとり教育」というのもありましたが、私が考えている「ゆとり」は、「時間的なゆとり」「金銭的なゆとり」「空間的なゆとり」です。これらの「ゆとり」は最終的には「心のゆとり」に行き着いて、それが「プラスの雰囲気」として社会に伝わっていけばいいなと思っています。

特にこの中でも「時間的なゆとり」は自分でコントロールできるし、最も効果がありそうなので、少し深く考えてみました。

時間的なゆとりとは

「時間的なゆとりがない」というのは例えばこんなことです。

  • 朝の忙しい時間帯、出かける間際に急にお腹が痛くなった → トイレに駆け込み、仕事や約束に間に合わないと焦る。
  • バスや電車が事故や故障で5分遅れた → 乗り継ぎの電車に乗り遅れる。
  • 急な仕事が入ってきた → 遅くまで残業する。

どれも精神的なダメージがありそうで、自分の中にマイナスの雰囲気が生まれてきそうです。

でも、自分の心がけ次第でマイナスの雰囲気を打ち消すことは可能です。「時間的なゆとり」を持てばいいんです。先ほどの例でいくと、

朝の忙しい時間帯、出かける間際に急にお腹が痛くなった。
 → 毎日10分早起きする。

10分あればトイレなんて余裕です。「いやいや私は15分必要!」と思えば、「毎日15分早起き」すれば大丈夫です。

バスや電車が事故や故障で5分遅れた。
 → 1本早く乗る。

普段の通勤、通学の時は、バスや電車が遅れたら諦めるしかありませんが、デートや商談など大切な用事の時は、1本早いバスや電車に乗れば余裕が生まれます。

急な仕事が入ってきた。
 → 普段から仕事の優先順位を決めておく。

すべてが優先なんていうのはありえないので、優先順位の低い仕事を後回しにするということを考えます。

「いやいや、後回しにするなんて無理だし。」

と思う人も多いかと思います。みんな真面目過ぎます。でも、けっこう後回しにしてもなんとかなるもんです。後回しにしているうちに、「実はやる必要のない仕事だった。」ということはよくある話です。(僕だけ?)

時間は自分で生み出すもの

「時間的なゆとりを持つことなんて無理?」いやいや、絶対できます。「時間は余るものではなく、自分で生み出すもの」ですから。だって自分の時間ですもの。自分の時間を自分でコントロールできるかどうかは、自分の強い意志があるかどうか、それだけです。

「そんなの無理無理」という人は、実は自分を納得させるために「無理な理由」を挙げているだけかもしれません。

考えるより先に行動してみよう

何事も考えてばかりいては始まりません。やることを決めたら早速行動してみましょう。とりあえずやってみる。やってみて自分に合えば続けるし、合わなければやめる、ただそれだけのことです。

僕の場合は先ほどの例でいうと、

朝の忙しい時間帯、出かける間際に急にお腹が痛くなった
家を出る1時間半前に起きる。
 → 最低20分は余裕があるので大丈夫。

バスや電車が事故や故障で5分遅れた
電車の時刻の20分早く駅に着くように家を出る。
 → 待ち時間で読書できる。

急な仕事が入ってきた
納期に余裕がある仕事は翌日以降に回す。
 → もしかしたら、やる必要のない仕事かも。

もちろん、この例に限りません。スマホやパソコンを見る時間を5分減らす。ご飯を食べ終わったら、すぐに食器を下げて洗う。洗濯し終わったらすぐに干す。色々なことのちょっとした積み重ねで時間は作れます。

これは「やろう」と思った人にはできるし、最初から「無理」と思っている人にはたぶん無理なんです。「無理な理由は無理だから…。」という答えのない無限ループに入ってしまうから。

とりあえずやってみることが大切。よければ続けて、嫌ならやめればいい、それだけです。もっと軽く考えてみましょう。

日々の積み重ねが大切

まずは意識してやることが大切です。最初は面倒と感じたり、大変と思うかもしれません。でも、毎日やっているとそれはやがて習慣になります。「時間的なゆとり」を持つ習慣が身に付くと、自然と「心にゆとり」が生まれてくるのではないでしょうか。

まとめ

「時間は余るものではなく、自分で生み出すもの。」そう考えると時間の無駄遣いを減らそうという意識につながります。そして、作り出した時間を「時間的なゆとり」に割り当てれば、それはやがて「心のゆとり」につながり、いずれは社会全体のゆとりにつながっていくのではないでしょうか。

日本にゆとりを取り戻したいなぁ。つくづく思う今日この頃です。

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