運動会に向けてせっかく良いカメラを準備しても、カメラの設定が最適になっていなければ良い写真は撮れません。僕は自分の子どもが幼稚園の頃から運動会の写真を撮り続けており、それなりに上手に撮れている自身があります！
そこで、運動会で子どもの姿をきれいに撮りたい方のために、僕オススメの運動会での最適なカメラ設定を紹介します。
カメラの時計の設定
意外と忘れがちなのがカメラの時計の設定です。カメラが一台の場合はそれほど問題ないですが、カメラが二台以上ある場合はカメラの時刻を合わせておくことは重要です。
いざ写真を整理するとき、二台以上カメラがあると撮影した順番がわからなくなってしまうからです。
この時、時刻を秒単位で正確に設定してあると、写真のファイルを日付でソートするだけで撮影順に並んでくれます。整理の手間が大幅に省けるので、忘れずに設定しておきましょう。
カメラの撮影の設定
カメラの設定項目はたくさんありますが、運動会の撮影でここだけはおさえておきたい４項目を説明します。なお、僕はキヤノンの一眼レフカメラを使用しているので、キヤノンの用語で説明します。
撮影モードの設定
シャッター優先AE（Tvモード）シャッター速度：1/500秒
特にこだわりがなければ、運動会の最中は1/500秒の設定で問題ありません。むやみに変更すると、戻すのを忘れる可能性があります。
ただし、撮影場所が室内であったり周囲が暗い場合は露出アンダーになる（光量不足で写真が暗くなる）可能性があるので、その時は撮影モードをプログラムAEなどに変更しましょう。
AFフレームの設定
AFフレーム：中央一点
ダンスしている我が子にピントを合わせたいのに、前の子にピントがあってしまうという悲しい事態に…。
そうならないために、AFフレームを中央一点に設定して、確実に狙った被写体（我が子）に焦点を合わせましょう。
AF動作の設定
オートフォーカスの動作設定は状況により２つの設定から選択する必要があります。
フォーカス設定：AIサーボAF（コンティニュアスAF）
AIサーボAFの設定では、シャッターボタンを半押ししている間は狙った被写体にピントを合わせ続けます。この設定は若干慣れが必要なので、本番の前に練習しておきましょう。
僕は自分の子どもの順番になる前に、同級生の子の写真で練習します。
フォーカス設定：ワンショットAF
ワンショットAFの設定では、シャッターボタンを半押しした時に1回だけピントを合わせます。普段はこの設定なので、違和感はないと思います。
徒競走をワンショットAFで撮影するとピンボケ写真のオンパレードで悲しい結果になります。ご注意ください。
撮影枚数の設定
撮影枚数の設定：連写設定
一枚だけだと良い構図で撮れていたとしても目をつぶっていたりするかもしれません。ベストショットと思った一枚が目をつむっていたら悲しいですよ！
不要な写真は後で削除すればよいので、とにかく連写しましょう。僕は運動会では500枚以上撮影します。
その他にやった方がいいこと
カメラの設定ではありませんが、レンズフードは必ず装着するようにしましょう。特に晴れた日は太陽光がレンズに入るとフレアやコントラスト低下の原因になります。レンズフートを装着すると見た目もかっこいいのでオススメです。
また、基本的に運動会はズームレンズを装着すると思いますが、被写体を大きく写そうとしてギリギリまでズームをせずに、少し引き気味に撮影することをオススメします。
ズームしすぎた画像の修正は難しいですが、少し引いた画像は後でトリミングで構図を整えることができます。コンテストに出展するわけではないのでトリミング前提の撮影をオススメします。
まとめ
いかがでしたか。これらの最低限の設定をするだけで良い写真が撮れるようになります。なお、自信のない方はスポーツモードなどの自動設定もあるので、事前に試してみましょう。
人によって撮影スタイルは異なるので、自分に合うカメラ設定を見つけられて、運動会で素敵な写真が撮れるといいですね。
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