ガラケーと呼ばれる携帯電話を使っている方はまだまだ多いかと思いますが、auが携帯用のEZアプリのサービス終了を発表したり、ガラホと呼ばれる携帯の姿をしたスマホが出てきたりと、昔ながらの携帯を使っている人は肩身が狭くなりつつあります。
携帯(ガラケー)は月額1,000円前後で維持でき、しかも5分以内の通話し放題のプランや、無料通話が1,000円分付いているプランがあったりと、携帯電話料金に余分なお金をかけたくない人には欠かせないものだと思います。
でも、これからの世の中はスマートフォンがないと、お得なサービスが利用できなかったり、生活に必要な情報を得られなかったりして、不便を感じる場面も出てきます。
これが俗にいうデジタルデバイドです。
デジタルデバイドとは、コンピュータやインターネットなどの情報技術(IT:Information Technology)を利用したり使いこなしたりできる人と、そうでない人の間に生じる、貧富や機会、社会的地位などの格差。個人や集団の間に生じる格差と、地域間や国家間で生じる格差がある。
引用元:http://e-words.jp/w/デジタルデバイド.html

「そんなこと言ってもスマホって高いし…。」
極端な話、初期費用(端末代+初期手数料)を2〜3万円払えば、月額1,500円くらいで済ませることが可能です(僕は月額1,900円です)。
今日は「今、ガラケーを使っているけど、スマホにちょっと興味がある。でも、料金が高くなるのが心配だし…。」という悩める皆さんの力になれるように、わかりやすく格安スマホ(MVNO)の導入プランを紹介したいと思います。
格安スマホの導入には大きく分けて2つの選択肢があります
今、皆さんが携帯(ガラケー)を使っている場合、できるだけ安くスマートフォンを手に入れるには大きく分けて2つの方法があります。それぞれの場合に分けて、詳しく説明していきます。
携帯(ガラケー)+格安スマホの2台持ち
この方法では、現在使っている携帯(ガラケー)をそのまま持ち続けて、それに加えて新たにスマートフォンを導入します。僕はこの方法です。

「えっ、それって月額料金がものすごく高くならない?」
そう疑問を持つ方も多いかと思います。でも、意外とそうではないんです。実は格安スマホのプランには大きく分けて3つのプランがあります。
- データ通信
- データ通信+SMS
- データ通信+SMS+音声通話
このうち、「データ通信プラン」は音声通話やSMS(ショートメール)ができない代わりに、月額料金がものすごく安いんです。多くの格安スマホの通信会社(MVNO)では月額500円〜のプランがあります。
スマートフォンの基本はデータ通信なので、この「データ通信プラン」にさえ契約していれば電話とSMS以外の全ての機能を使うことができます。
もうお気づきでしょうか。
電話とSMSは従来の携帯 … 月額1,000円前後
スマホはデータ通信 … 月額500円〜
このように電話とスマホの機能を分ければ、たとえスマートフォンを持ったとしても月額料金を非常に安く抑えることができます。
携帯(ガラケー)をやめて格安スマホに乗り換え
この方法では現在使っている携帯(ガラケー)を廃止して、代わりに新たにスマートフォンを導入します。
この場合、携帯電話の番号を変更したくないのであれば、現在契約している携帯電話会社でMNP(電話番号の移行)の手続きをする必要があります。先ほどの2台持ちの場合と比べると、いきなり難しそうな手続きが発生します。
そして、新しい格安スマホの通信会社(MVNO)と契約する必要があります。契約までの間は携帯電話は使えないので注意が必要です。
この方法も先ほどの例と同じように3つのプランが考えられます。
- データ通信
- データ通信+SMS
- データ通信+SMS+音声通話
こちらの方法では携帯(ガラケー)を廃止するので、電話とデータ通信の両方が使える「データ通信+SMS+音声通話」のプランにする必要があります。料金は月額1,200円くらいからです。

「えっ、さっきの2台持ちより安いんじゃない?」
一見するとこちらの方が安く感じられますが、スマホでの通話は無料通話が付いていなかったり、契約上の制約(最低利用期間、違約金の発生など)があったりと、料金だけでは比較できないこともありますので、注意が必要です。
僕のオススメはズバリ2台持ち!
前の文章で「注意が必要です。」などと言われると不安に思ってしまうかもしれませんが、まったく心配ありません。なぜかと言うと、僕がオススメするのは前者の「携帯+格安スマホの2台持ち」だからです。
こちらの方法は現在使っている携帯(ガラケー)をそのまま使いますし、格安スマホは設定済みのものを購入するだけなので、難しいことは何一つありません。
それでは、なぜ僕が「携帯+格安スマホの2台持ち」をオススメするのか、詳しく説明していきます。これを見ればきっと納得していただけると思います。
携帯(ガラケー)+格安スマホの2台持ちのメリット
- とにかく月額料金が安い
先ほど少し触れましたが、携帯(ガラケー)は一番安い通話のみのプランにすれば携帯電話会社にもよりますが、月額1,000円前後です。
例えば、NTTドコモでは「シンプルプラン」が月額980円、auでは「プランSSシンプル」が月額934円、ソフトバンクでは「ホワイトプラン」が月額934円です。
また、スマホの「データ通信プラン」の一番安いものは月額500円前後です。例えば、LINEモバイルでは「LINEフリープラン」が月額500円です。
両方合わせても月額1,500円前後です。あとは初期費用の端末代(約2万円〜)と事務手数料(約3千円)が最初にかかるだけです。
- 携帯(ガラケー)の料金に無料通話が含まれる
これも先ほど少し触れましたが、auの「プランSSシンプル」には無料通話が1,000円分(最大25分)付いてきます。余った分は最大5,000円分まで繰り越すことが可能です。
また、NTTドコモの「カケホーダイライトプラン」やソフトバンクの「スマ放題ライト」では5分以内の通話がかけ放題です。
あまり通話をしない人でしたら、ほとんど無料通話や5分以内の通話の範囲内で収まるので、電話代を気にする必要がありません。
一方、スマホの音声通話は30秒で20円が追加料金としてかかります。携帯(ガラケー)では無料通話分で通話が可能なので、携帯を残しておくことは通話をする人にとっては大きなメリットです。
- 「データ通信プラン」は違約金無しでいつでも解約できる
スマホの一般的な契約プラン(データ通信+SMS+音声通話)は基本的には最低利用期間(1年や2年)が設けられており、途中解約すると手数料(9,800円くらい)がかかります。
一方、「データ通信プラン」はほとんどの通信会社で違約金無しでいつでも解約できます。通信速度が遅いなどサービスに不満があればいつでも手軽に解約できます。これは大きなメリットです。
- 他の通信会社(MVNO)に変更するのがとても簡単
この方法の場合、携帯はガラケーのままなので、スマホの通信会社を変更しても電話番号は変わりませんし、メールアドレスも変わりません。
複雑な手続きをしなくても、既存の「データ通信プラン」を解約して、新しい通信会社の「データ通信プラン」の契約をするだけで通信会社を変更することができます。
もし、スマホの一般的な契約プラン(データ通信+SMS+音声通話)であればMNP(電話番号の移行手続き)をして、新しい契約をするまでは携帯電話は使えず…と、何が何だか分からなくなってしまいます。
携帯(ガラケー)を残しておいた方が後々の手続きがはるかに楽です。
携帯(ガラケー)+格安スマホの2台持ちのデメリット
僕が思いつくデメリットはたった一つだけです。
「常に携帯(ガラケー)とスマホの2台持ち歩く必要がある。」
これに尽きます。このデメリットさえ許容できれば「携帯+格安スマホの2台持ち」はベストな方法です。携帯電話の充電は週に一回で大丈夫なので手間はかかりませんし、外出時はバッグに携帯電話を忍ばせておけばいいのでそれほど荷物にはなりません。
実際、僕も妻も「携帯+格安スマホの2台持ち」を2年以上続けていますが、特に不便を感じたことはありません。
むしろ、充電が一週間もつ携帯電話を持っていることは災害時などに役に立つので、考え方次第では逆にメリットととも考えられます。
2台持ちに最適な格安スマホ(MVNO)を比較しました
「携帯+格安スマホの2台持ち」を考えている方は、できるだけ月額料金を抑えたいと考えているのではないでしょうか。そこで、通信品質もそこそこ安定していて料金も安い格安スマホの通信会社(MVNO)を比較してみました。
LINEモバイル | 楽天モバイル | mineo(マイネオ) | |
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公式サイト | ![]() |
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プラン名 | LINEフリー コミュニケーションフリー |
データSIM | シングルタイプ |
月額料金 | 1GB、月額500円 3GB、月額1,110円 5GB、月額1,640円 |
3.1GB、月額900円 5GB、月額1,450円 10GB、月額2,260円 |
500MB、月額700円 1GB、月額800円 3GB、月額900円 |
上記以外のプラン | あり | あり | あり |
初期手数料 | 3,400円 | 3,394円 | 3,000円 |
端末セット販売 | あり | あり | あり |
特徴 | LINE使い放題 LINE年齢認証が可能 ID検索が可能 余った通信量は繰越可 |
余った通信量は繰越可 楽天ポイントが貯まる |
余った通信量は繰越可 家族で通信量を共有可 |
こんな人にオススメ | 月額料金を安くしたい LINEを多く使いたい |
楽天をよく利用する | 家族みんなで利用する |
申し込み | LINEモバイル |
楽天モバイル ![]() |
mineo(マイネオ) |
この中で僕が使っているのは「楽天モバイル」です。MVNO(格安スマホ)の最大手ということもあり安心です。その他の「LINEモバイル」「mineo(マイネオ)」も通信品質には定評があり、人気のあるMVNOです。
特にこだわりがなければ、どの通信会社を選んでも満足できるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。現在、携帯(ガラケー)を使っていてスマートフォンを導入することを考えている人には、携帯をそのまま使いながらスマホを導入する「携帯+格安スマホの2台持ち」をオススメします。
MNP(電話番号の移行手続き)など複雑な手続きは不要です。楽天モバイル、LINEモバイル
、mineo(マイネオ)
で端末付きのデータ通信プランを選ぶだけで大丈夫です。
きっと便利で楽しいスマホ生活への扉が開くことでしょう。
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