この記事では、4G LTE対応の携帯電話GRATINA(グラティーナ)KYF39を、携帯キャリアから販売されている共通充電器以外の充電器(つまり、市販のスマホ用の充電器)で充電可能か確認しました。
結論から言うと、市販のスマホ用の充電器でも充電可能でした。
携帯電話の充電にスマホ用の市販の充電器が使えると以下のようなメリットがあります。
- 充電器を安価に購入できる
- 好きなデザインを選べる
- 機種変更しても使い続けられる
- 家族や友達のスマホと共用できる
このように、たくさんのメリットがありますが、市販の充電器を選ぶ際には注意すべき点があります。この記事では、その注意点をわかりやすく説明します。
携帯電話やスマホの充電器の性能は出力できる電圧と電流で決まる
携帯電話やスマホの充電器の裏側には入力、出力という記載があります。このうち、出力の値がその充電器が携帯やスマホを充電する時の性能になります。
充電器の出力でよく見かけるのが以下の二つです。
- 出力:DC 5V、0.5A
- 出力:DC 5V、2A
二つのうちどちらが高性能かというと、より多くの電流を流せる「出力:DC 5V、2A」の充電器です。
電流は水道の蛇口から出る水の量と考えるとわかりやすいです。たくさん水が出せる蛇口の方が高性能ですからね。
GRATINA KYF39の共通充電器の出力電圧と電流は?
GRATINA KYF39を購入した時にキャンペーンで一緒に付いてきた充電器は、auの「TypeC共通ACアダプタ02」というものです。
この充電器の出力は以下のようになっています。
- 出力:DC 5V、3A
- 出力:DC 7V、3A
- 出力:DC 9V、3A
- 出力:DC 12V、2.25A
4種類の出力に対応しているという充電器です。どの出力になるかは充電される側の機器によって自動的に変わる仕組みです。
それでは、GRATINA KYF29は実際はどの出力で充電されるのでしょうか。充電時の電圧と電流を調べられる電圧、電流チェッカーを用いて調べてみました。
その結果、充電時の電圧と電流は「5.01V、0.90A」になりました(多少変動します)。
これの意味するところは、GRATINA KYF39は出力が「DC 5V、2A」の充電器であれば、充電するのに十分な性能があるということです。
先ほどの水道の蛇口の例だと右の図のような充電器です。
GRATINA KYF39をスマホの充電器で充電できるか?
GRATINA KYF29の充電器はauの「TypeC共通ACアダプタ02」を買うと3,000円近くします。けっこう高いですね。
これを一般的なスマホ用の充電器で代用できれば、わざわざ高価な充電器を買う必要がありません。
そこで、スマホ用の充電器でGRATINA KYF39を充電できるか試してみました。使用したのはHuaweiのタブレッド端末に付属していた充電器(出力:DC 5V、2A)です。
すると、充電時の電圧と電流は「5.09V、0.90A」になりました(多少変動します)。
充電時の電流は「TypeC共通ACアダプタ02」で充電した時と同じ値ですね。
つまり、出力の値が十分であれば、共通ACアダプタでなくても充電可能ということです。これなら、わざわざ、高価な「TypeC共通ACアダプタ02」を買わなくても済みそうですね。
<注意>
市販の充電器の中には粗悪なものもあり、場合によっては携帯電話やスマホを壊してしまう場合もあります。心配な場合は指定の充電器を使うようにしましょう。
GRATINA KYF39のおすすめの充電器
市販の充電器は様々なメーカーから販売されていますが、最も有名なのがAnkerの充電器です。
Ankerの充電器のラインアップは30種類以上ありますが、GRATINA KYF39の充電であれば最も基本的なモデルでも十分です。
実際、僕は普段からこのAnkerのPowerPort miniを使ってGRATINA KYF39の充電をしています。
念のため、正常に充電できているか、Anker PowerPort miniで充電した時の充電時の電圧と電流を測定してみました。
その結果、充電時の電圧と電流は「4.95V、0.91A」になりました(多少変動します)。
これは先ほどのau共通充電器の値とほぼ同じです。つまり、Anker PowerPort miniで正常に充電できているということです。
ちなみに、Anker PowerPort miniはUSB端子が2個あるので、2台同時に充電できてとても便利です。
<もっと詳しく知りたい人へ>
Anker PowerPort miniの出力は2個合わせて12W(5V、2.4A)です。これはタブレット端末なども充電できる出力です。
例えば、代表的なタブレット端末のiPad(9.7インチ)の充電器の出力は10Wなので、iPadも余裕で充電できます。
これさえあれば携帯電話、スマホ、タブレットの充電に困ることはありません。
この充電器には充電するためのケーブルは付属していないので、USBケーブルも合わせて準備する必要があります。
GRATINA KYF39の端子はUSB Type-Cなので、USBケーブルは「片方がUSB A、もう片方がUSB Type-C」のものが必要です。
これらの充電器とUSBケーブルを合わせて買っても2,000円未満なので、auの共通充電器を買うよりも断然お得ですね。
まとめ
僕は普段からGRATINA KYF39を充電する際に、Anker PowerPort miniを使っています。
理由はサイズが小さくて使いやすいのと、USB端子が2つあるので携帯とスマホを2台同時に充電できるからです。
旅行などで極力荷物を少なくしたいときは充電器はなるべく小さいもの、そしてスマホの充電などでも共用できるものにしたいですよね。
そんな時にはこの記事を参考にして、自分に最適な充電器を選んで頂ければいいかなと思います。
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