この記事ではスマホや声でテレビなどの家電をON、OFFできるスマートリモコンを紹介します。
家電のリモコンって便利なようで面倒ですよね。テレビのチャンネルを変えたい時にわざわざリモコンを取りに行かないといけないですから。
そして、急いでいるときに限ってリモコンが見当たらなかったり…。
そんな悩みを解決してくれる便利なアイテムがスマートリモコンです。スマホや声でテレビ、照明、エアコンなどの家電をコントロールしてくれるリモコンのことです。
このスマートリモコンがあれば、たくさんあるリモコンの煩わしさから解放されて、日常生活がとても快適になりますよ!
スマートリモコンでテレビ、照明、エアコンをコントロール
まずはどのようにしてスマホや声で家電をコントロールするのか、具体例をあげてイラストで説明します。
スマホで家電(テレビ)をつける
スマホで家電をつけたり消したりする時に必要なものは、スマートリモコンの本体だけです。
例えば、スマホでテレビをつけたり消したりする時は、以下のような順序で信号が伝わります。
スマホの専用アプリの「テレビをON」をタップすると、自宅のWI-Fiを通じて(①)、スマートリモコンに「テレビをON」の信号が伝わります(②)。
すると、スマートリモコンからテレビに向かって「テレビをON」の信号が発信されます(③)。
スマホは手元に置いておくことが多いので、わざわざテレビのリモコンを探す必要がありません。とても便利ですね。
もちろん、テレビを消したり、チャンネルを変えたり、音量を調節することもできます。同様にして、照明のON、OFF、エアコンのON、OFF、温度調整もできます。
声で家電(テレビ)をつける
声で家電をつけたり消したりする時には、スマートリモコンの本体の他にAmazon echoやGoogle Homeなどのスマートスピーカーが必要です。
例えば、Amazon echoを使って声でテレビをつけたり消したりする時は、以下のような順序で信号が伝わります。
声で「アレクサ、テレビをつけて!」と言うと(①)、Amazon echoから自宅のWI-Fiを通じて(②)、スマートリモコンに「テレビをON」の信号が伝わります(③)。
すると、スマートリモコンからテレビに向かって「テレビをON」の信号が発信されます(④)。
これなら、部屋のどこにいても声だけでテレビをつけたり、チャンネルを変えたりできます。料理の最中など、手が汚れていてもチャンネルを変えられるので便利ですね。
こちらも同様に、照明のON、OFF、エアコンのON、OFF、温度調整などができます。
最新のスマートリモコンを比較
スマートリモコンは何種類か販売されています。まずは最新のスマートリモコンを一覧表で比較してみましょう。
eRemote mini | RS-WFIREX3 | Nature Remo mini | LS Mini | |
---|---|---|---|---|
メーカー | LinkJapan | ラトックシステム | Nature | Live Smart |
サイズ | 55×55 ×65mm |
63.5×63.5 ×24mm |
58×58 ×15.6mm |
85×85 ×22mm |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11 b/g/n |
IEEE802.11 b/g/n |
IEEE802.11 b/g/n |
IEEE802.11 b/g/n |
内蔵センサー | なし (別売で対応可) |
温湿度、照度 | 温度 | 温度、照度 |
赤外線の範囲 | 360度 | 360度 | (360度) | 360度 |
タイマー機能 | あり | あり | あり | あり |
スマスピ対応 | Amazon echo Google Home |
Amazon echo Google Home |
Amazon echo Google Home |
Amazon echo Google Home |
付属品 | USBケーブル | USBケーブル | USBケーブル | USBケーブル ACアダプター |
基本機能はどれもほぼ一緒ですが、温度センサーや照度センサーの有無、カスタムルールの作成機能などで違いがあります。
温度センサーや照度センサーがあると、「30度を超えたらエアコンをONにする」「暗くなったら照明をONにする」などの動作をさせることも可能です。
僕のおすすめは基本機能の揃ったeRemote mini
僕がおすすめするスマートリモコンはLinkJapanの「eRemote mini」です。センサー機能には未対応ですが、スマホや声で家電をコントロールするという基本機能はしっかりしています。
もし、センサー機能が必要であれば上位機種の「eRemote Pro」や、別売りの「eSensor」で対応可能です。
eRemote miniの外観
eRemote miniの外観はとてもコンパクトです。本体がプラスチック製で上部の黒い部分がリモコンの赤外線センサーになっています。
360度の全方向に信号を出せるので、部屋のどこに置いてあっても家電をコントロールすることができます。
電源はUSB電源を使用しますが、USB電源は付属していないので、別途準備する必要があります。
USB電源は出力が5V、1A以上のものを選びましょう。安物のUSB電源などは出力が0.5Aのものがありますが、0.5Aでは電力不足で正常に動作しない場合があります。
おすすめのUSB電源はモバイルバッテリーで有名なAnkerの「PowerPort mini」です。
スマホアプリ eHome
eRemote miniには専用のスマホアプリ「eHome」があります。このアプリでeRemote miniの各種設定をしたり、スマホをリモコン代わりに使うことができます。
eHome
LinkJapan Inc.無料posted withアプリーチ
スマホをテレビのリモコンとして使う
スマホをテレビのリモコンとして使う場合は以下のような表示になります。
普段使っているテレビのリモコンと同じような配置ですね。「123」の部分をタップすると以下のような1〜12までのチャンネル表示になります。
ほとんどのメーカーのテレビの設定は最初からセットされているので、メーカー名を選択するだけで使えます。
また、チャンネル番号には後から自分の好きなチャンネルを割り当てることができますし、ボタンを新たに追加することもできます。
スマホを照明のリモコンとして使う
スマホを照明のリモコンとして使う場合は以下のような表示になります。
こちらも普段使っている照明のリモコンと同じですね。
各ボタンには後から好きな機能を割り当てられますし、ボタンを新たに追加することもできます。
同様の方法で、エアコンや扇風機などの家電もコントロールできます。
Amazon echoのスキルで声で家電をコントロール
Amazon echoとeRemote miniを連携させれば、声で家電をコントロールすることができます。
手順は以下のようになります。
- 事前にスマホでコントロールする設定を済ませておく
- Amazon echoのスキルを有効にする
Amazon echoでeRemote miniのスキルを有効にするためには「LinkJapan eHome」のスキルを検索して、スキルを有効にします(以下は有効になっている状態)。
設定方法の詳細は公式ホームページのAlexaの設定方法をご覧ください。
設定が終われば、家電を声でコントロールすることができます。例えば、以下のように声を掛けます。
アレクサ、テレビをつけて。
アレクサ、テレビのチャンネルを5にして。
アレクサ、テレビの音量を2大きくして。
アレクサ、テレビを消して。
アレクサ、照明をつけて。
アレクサ、照明を暗くして。
アレクサ、照明を消して。
正直なところ、声でテレビや照明のオン、オフができるととても便利なので、一度この便利さを経験してしまうと普通のリモコンには戻れなくなりますよ!
まとめ
テレビや照明などの家電が声でコントロールできるようになると、いちいちリモコンを探す必要がなくなるのでとても快適になります。
Amazon echoを導入したけど使い道に困っている人は、スマートスピーカーの導入を考えてみてはいかがでしょうか。きっと生活が豊かになりますよ!
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