この記事では、自宅のインターネット環境を100Mbpsから30Mbpsに変更した結果について紹介します。
我が家のインターネット回線はauひかりの「100Mpbsのプラン」を利用していました。ところが最近、地元のケーブルテレビ会社から月額2,000円安くなるプランを紹介されました。
普段なら「あやしい…。」と突っぱねるところですが、月額2,000円も安くなると検討しないわけにもいきません。
で、その2,000円安くなるというのが「30Mbpsのプラン」です。もちろん、他にも100Mbpsや500Mbpsなどの高速なプランもありましたが、30Mbpsのプランは圧倒的に安いんです。
最近では「auひかり」も10Gbpsという超高速回線のサービスが始まったばかりなのに、世の中の流れに逆行する回線速度のダウングレードです。
この選択が「吉」と出るか「凶」と出るか…。
我が家では実際に30Mbpsのプランに変更したので、使用した感想をレポートしたいと思います。「インターネットの回線速度はどうしたらいいの?」と悩んでいる方の参考になれば幸いです。
我が家のインターネットの用途はかなりハードです
我が家のインターネットはすべて無線LAN(WiFi)を利用しています。そして、接続している機器は以下のものです。
- パソコン(2台)
- スマートフォン(2台)
- タブレット(3台)
- テレビ(1台)
- スマートスピーカー(1台)
- 任天堂Switch(2台)
パソコン、スマホ、タブレットは複数台あるので、数えてみたら10台もWiFiに繋がっていました。かなり通信環境に負荷がかかっています
そして、利用しているサービスは主に以下のものです。
- YouTubeのHD動画の視聴
- Amazonプライムビデオの視聴
- スプラトゥーン2(任天堂Switch)
- オンライン英会話(Skype)
HD動画、オンラインゲーム、ビデオ通話などデータ量の多いものばかりです。果たして、これらのサービスは30Mbpsという回線速度で快適に利用できるのでしょうか???
30Mbpsの回線速度で使用した結果は快適でした
それでは上記のサービスの推奨速度の一覧(公式サイトより抜粋)と実際に我が家で30Mbpsのプランで使用した結果を紹介します。
YouTube動画 | Amazon プライムビデオ |
スプラトゥーン2 | Skype通話 | |
---|---|---|---|---|
推奨速度 | 1Mbps | 3.5Mbps | 不明 | 1.5Mbps |
使用可否 | ||||
快適性 | ||||
参考資料 | YouTubeヘルプ | Amazonヘルプ | ー | Skypeサポート |
結論としては「どのサービスもまったく問題なし」という結果でした。
ちなみに、実際の通信速度を計測したところ以下のような結果になりました。ネットワークが比較的混雑していると思われる土曜日の夜11時の結果です。
1回目 | 2回目 | 3回目 | 平均値 | |
---|---|---|---|---|
アップロード 速度 |
5.0Mbps | 5.3Mbps | 4.3Mbps | 4.9Mbps |
ダウンロード 速度 |
22.1Mbps | 20.1Mbps | 23.8Mbps | 22.0Mbps |
なんと、下り(ダウンロード)で20Mbpsも出ていました。理論値の30Mbpsに対してかなり良い数字です。
HD動画を視聴する時の推奨速度が最大でも3.5Mbpsなのでまだまだ余裕があります。
実際、我が家では現時点で約一年間30Mbpsの格安プランを使っていますが、特にネットが遅いと感じたことは一度もなく、快適なインターネット環境を楽しんでいます。
より快適を目指すなら、自宅の無線LAN(WiFi)の改善をしよう
もし、自宅のインターネット回線が遅いと感じる場合、インターネット回線が遅いのではなく、自宅のWiFi環境が遅い可能性があります。
我が家の無線LAN(WiFi)は一世代前のIEEE802.11nという規格です。一方、最新の規格はIEEE802.11acです。
これらの規格では「2.4GHz」と「5GHz」の二つの周波数帯を選択できます。2.4GHzは電子レンジや家庭用電話機(子機)で使われる周波数なので、これらの機器を使用すると電波が混線して通信が不安定になります。
「5GHz」で接続すると通信が安定化する場合があるので、通信速度で悩んでいる場合は試してみると良いでしょう。
(注)正確にはIEEE802.11acは5GHzのみですが、下位互換性があるので2.4GHzも使えます。
まとめ
我が家ではインターネット回線を100Mbpsから30Mbpsにダウングレードして、インターネット接続料金が月額2,000円も安くなりました(月額1,300円)。
今回のレポートで言いたいことは、世間では「世界最速10Gbps」などの謳い文句で高価なプランが紹介されていますが、実際はかなりのオーバースペックなのではないか、ということです。
自分が利用しているサービスの推奨速度を調べてみると、それほど高いスペックは必要ないかもしれません。これを機会にインターネット回線のプランを見直し、通信費を節約してみてはいかがでしょうか。
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