スマートウォッチで有名なFitbitシリーズに新たなラインアップが登場しました。「Fitbit Sense」と「Fitbit Versa 3」です。
FitbitのスマートウォッチはこれまでVersa 2が最上位機種でしたが、今回の新製品ではウォッチ本体にGPS機能が内蔵されるなどハードウェア面が強化されています。
僕はFitbit Versa 2を使っていますが、新製品で新しく追加された機能が気になるので調べてみました。
Sense、Versa 3、Versa 2のどのモデルを買おうか悩んでいる人の参考になれば幸いです。
Sense、Versa 3、Versa 2の外観、機能比較
Fitbit Sense、Versa 3、Versa 2の外観はベルトを除けばほぼ同じです。本体の素材の違いによりSenseは若干光沢があり、Versa 3とVersa 2はつや消しっぽい仕上がりになっています。
まずはFitbit Senseの外観です。周辺に光沢があります。
続いてFitbit Versa 3の外観です。周辺がつや消しっぽくなっています(Versa 2もほとんど同じ)。
Sense、Versa 3、Versa 2の機能の違いは以下の表の通りです。
Sense | Versa 3 | Versa 2 | |
---|---|---|---|
本体色 | グラファイト ソフトゴールド |
ブラック ソフトゴールド |
カーボン ミストグレー カッパーローズ |
本体素材 | ステンレススチール | アルミニウム | アルミニウム |
歩数計 | |||
睡眠記録 | |||
心拍数 | |||
心拍数の通知 | |||
皮膚温センサー | |||
GPS内蔵 | |||
スマホのGPS利用 | |||
スマホ通知 | |||
音楽再生 | |||
決済機能 | |||
常時画面表示 | |||
文字盤カスタマイズ | |||
Amazon Alexa対応 | |||
Googleアシスタント対応 |
Versa 2からの主な機能追加は「心拍数の通知機能」「皮膚温センサー」「GPS内蔵」「Googleアシスタント対応」の4点です。
それでは、Sense、Versa 3で新たに追加された機能について説明していきます。
なお、Versa 2の機能の概要は以下にまとめてあるので、参考にしていただければ幸いです。

Sense、Versa 3に搭載された新しい機能
心拍数の通知機能(Senseのみ)
Versa 2、Versa 3でも24時間心拍数を計測、記録することができます。また、安静時心拍数、運動時の最高心拍数なども計測、記録ができます。
一方、Senseに搭載されている「心拍数の通知機能」は心拍数が通常の範囲を外れた場合に通知してくれる機能です。
正直、「この機能って必要?」って思ってしまいます…。
僕の経験上、動悸や不整脈で心拍が乱れたら通知されるまでもなく自分で気付きますからね。
アスリートなどは心拍数を厳密に管理しているのでしょうか?そういう人達には必要な機能なのかもしれませんね。
皮膚温センサー(Senseのみ)
Senseでは毎晩、皮膚温を計測してくれるので、皮膚温の長期的な傾向を把握できます。また、皮膚電気活動も計測できるのでストレスチェックにも役立ちます。
ちなみに、僕は外出時以外はウォッチを外しているので、この機能はあまり役に立ちません。
一日中ウォッチを装着している人向けの機能です。
GPS内蔵(Sense、Versa 3)
Versa 2ではウォッチ本体にGPS機能が内蔵されていなかったので、ウォッチ単体で位置情報を得ることができませんでした(スマホのGPSを利用して位置情報を得ることは可能)。
そのため、Versa 2とスマホを一緒に携帯していないとジョギング時の移動経路を記録できませんでした。
今回、Sense、Versa 3ではウォッチ本体にGPS機能が内蔵されたことにより、スマホ無しでも移動経路を記録できるようになります。
その結果、ジョギングやマラソンをする際に走った距離や1kmのラップタイムを正確に計測できるようになります。
ちなみに、少し精度は落ちますがVersa 2でも走った距離やラップタイムは計測できます。厳密な精度を求めないのであれば、GPS内蔵にこだわる必要はありません。
Versa 2にはGPSが内蔵されていないに、どうやって走った距離を計測しているのでしょうか?
Versa 2には歩数計は内蔵されているので、僕の推測では「歩数」と「歩幅」から走った距離を計算しているのだと思います。
そのため、同じ距離を走っても歩幅が違うせいか毎回微妙に表示される距離が違います…。趣味でジョギングしている僕にはまったく問題ないくらいの誤差ですが。
どのモデルを選べばいいか?
正直、Senseに搭載された機能(心拍数の通知、皮膚温センサー)に魅力は感じられません。
そのため、新しいFitbit Versaの選択の基準は「GPS内蔵が必要か?」です。
GPS内蔵が必要な人は以下に当てはまる人です。
- 走った経路を記録したい
- 走った距離を正確に知りたい
- ラップタイムを正確に知りたい
もし一つでも当てはまるのであれば「Versa 3」がおすすめです。
一方、ジョギングやマラソンをしない人は「Versa 2」で十分です。
また、僕のようにジョギングをしても距離やラップタイムの精度にこだわらないのであれば「Versa 2」で十分です。
無理してVersa 3を買うくらいなら、約1万円安いVersa 2を買って、浮いたお金でお気に入りのベルトを買った方が満足度は高くなります。
実際、僕もVersa 2のベルトを交換して使っていますし、ウォッチとしての満足度はとても高いです。
まとめ
Fitbit Sense、Versa 3、Versa 2の外観や基本的な機能はほぼ同じなので、どのモデルを選ぶかは「ウォッチ本体にGPS機能が必要か?」という点に絞られます。
「本格的にジョギングやマラソンをする人」には迷わず新製品の「Versa 3」をおすすめします。
「ジョギングをしない人」や「ジョギングをしても正確なデータ計測を必要としない人」には約1万円安い「Versa 2」をおすすめします。
モデルを選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。
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