楽天モバイルのUN-LIMITに変更したらスマホのバッテリーの減りがメッチャ早くて使えなかった





2020年4月8日から楽天モバイルの新サービス「Rakuten UN-LIMIT」が開始しました。

楽天回線エリア内なら「データ通信使い放題、国内通話かけ放題」、しかもプラン料金一年間無料(300万名対象)ということで、早速申し込んだ人も多いかと思います。

僕は初日にSIMカードを入手したので、早速使ってみました。

そして、使い始めて二日が経過し、早くも「ちょっとこれは使えないかも」という結論に達してしまいました。

スマホのバッテリーの持ちがメッチャ悪いんです。

スマホを使っていなくてもバッテリー残量がどんどん減っていき、バッテリーが一日もたないんです。

その原因を考察してみたので、同様の現象に困っている人がいたら参考にしていただけると幸いです。

僕のRakuten UN-LIMITの使用環境

僕の楽天モバイルの使用環境は以下の通りです。

  • 住居:楽天回線エリア内
  • スマホ:OPPO Reno A(楽天回線対応機種)

居住エリアもスマホの機種も「Rakuten UN-LIMIT」を利用するための環境が整っている状態です。

ちなみに、OPPO Reno AはSIMカードを二枚挿すことができるデュアルSIM仕様で、僕はSIM 1(メインのSIM)にRakuten UN-LIMITのSIMカードを挿しています。

変更前後でバッテリーの減り方を比較

それでは実際に僕が直面しているバッテリーの減りが早くなる問題を、従来のNTTドコモのSIM(MVNO)と比較してみます。

スマホの本体はどちらもOPPO Reno Aです。

夜寝る前に充電し、午後11時にバッテリー残量100%からスタートです。

NTTドコモのSIM
  • 朝7時:バッテリー残量97%
  • 夜7時:バッテリー残量67%
Rakuten UN-LIMITのSIM
  • 朝7時:バッテリー残量70%
  • 夜7時:バッテリー残量14%

なんと、楽天モバイルのUN-LIMITのSIMは夜寝ている間に何もしていないのに30%もバッテリーを消費してしまうんです。

しかも、その後も何もしていなくてもどんどんバッテリーが減っていきます。そして、ほとんど使っていないにもかかわらず、夜にはバッテリー切れ寸前の状態に…。

楽天回線エリアに繋がらないだけなら許容できますが、バッテリーが切れてしまってはスマホもただの金属の塊です。

これでは、僕の環境では楽天モバイルのUN-LIMITは使い物になりません。

2020年5月23日現在では超快適!

楽天モバイルのUN-LIMITを使い始めてしばらくはバッテリーの減りが超早かったのですが、一ヶ月くらいしたら電波の状態は大幅に改善されてパッテリーの減り問題は解決しました!

今では楽天モバイルのUN-LIMITのデータ使い放題を超快適に使っています。

バッテリーの減りが早い原因は電波が弱いから

それでは、バッテリーの減りがどうしてこんなに早いのか考えてみました。

楽天モバイルのUN-LIMITは以下の二つの回線を利用しています。

  • 楽天回線
  • パートナー回線

パートナー回線というのは楽天回線のエリア外で楽天の電波が届かない時に利用する回線です。簡単にいうとauの回線です。

そして、楽天回線とパートナー回線のどちらに接続しているかは、楽天モバイルの「Rakuten Link」アプリで確認できます。

Rakuten Link

Rakuten Link

Rakuten,Inc.posted withアプリーチ

楽天回線エリア内にいる時は以下の緑の表示です。

パートナー回線エリア内にいる時は以下のグレーの表示です。

僕の家は楽天回線エリア内にあるのですが、家の中では「楽天回線エリア」と「パートナー回線エリア」が頻繁に入れ替わります。

つまり、楽天回線の電波が弱くて、家の中ではうまくつながらないということです。そして、この電波の強さがスマホのバッテリーの持ちに大きく影響してきます。

下の図はNTTドコモの技術資料を引用したものです。

引用元:NTTドコモのホームページ「電波ってなあに?」

基地局からスマホに到達する電波が弱いということは、逆にスマホから基地局に送信するためには大きな電力を必要とします。

そのため、スマホのバッテリーの減りが早くなるということです。

おそらく、完全に楽天回線エリア外に住んでいれば、常にパートナー回線(au回線)に繋がるので電波の問題は発生しないと思います。

でも、僕のように中途半端に楽天回線エリア内に住んでいると、楽天回線エリアとパートナー回線エリアを行ったり来たりして、バッテリーを無駄に消費してしまうのだと思います。

なお、電波の強度は専用のアプリで調べることができます。詳細は以下の関連記事をご覧ください。

まとめ

楽天モバイルの新サービス「Rakuten UN-LIMIT」にはかなり期待していたのですが、僕の環境ではスマホのバッテリーの減りがメッチャ早いという、残念な結果になってしまいました。

楽天回線エリアがもう少し広がれば、いずれはこの問題も解消されるとは思いますが、それまでは「Rakuten UN-LIMIT」のSIMカードは使えなさそうです。

(2021年3月10日追記)
現在はメイン回線として快適に使用しています(使用歴11ヶ月)。バッテリーの持ちも良好で、一日経っても60%くらいバッテリー残量があるので、電波さえしっかりつかんでくれれば問題ありません。

余談ですが、OPPO Reno AはSIMカードを二枚挿せるので、普段は設定でOFFにしておいて別のSIMカードを使用し、必要な時だけ設定で「Rakuten UN-LIMIT」をONにするという使い方ができます。



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コメント

  1. すずけん 2020年4月13日 14:21

    私も同じ症状です。

    私の場合は、完全にパートナーエリアです。
    現在はデータ通信をOFFで使用。そうすると全く電池消費しません。

    どうにかならないかと悩んでいます。

    返信
    • コメントありがとうございます。
      完全にパートナーエリアでも電池の減りが早いんですね。

      この記事を書いた後に「Signal Check」というAndroidのアプリで電波の強さを調べてみたのですが、従来のMVNO(NTTドコモ回線)の電波強度は-85dBm程度でしたが、楽天モバイル回線は-93dBm程度でした。楽天モバイル回線の電波強度が1/6程度です。
      一方でパートナー回線は-82dBmで電波強度は良かったです。
      ※計測する場所によって電波強度は変わりますが、部屋のリビングだとこんな感じです。

      「Signal Check」というアプリで電波強度を調べてみると色々原因が分かるかもしれませんよ。

      僕もどうしようか悩んでいますが、とりあえずWiFiとBluetoothをOFFにして、できるだけ節電してバッテリーを一日持たせようとしています。多少効果ありそうです。

      返信

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